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お盆明けに増える感染症一覧(2025年版)

[2025.08.10]

お盆の時期は帰省や旅行、会食などで人との接触が増え、体調を崩す方が目立ちます。
特にお盆明けの1〜2週間は、感染症の受診件数が増える傾向があります。
今回は、2025年8月時点で報告されている傾向や、代表的な感染症について解説します。


お盆明けに多い感染症

1. 急性胃腸炎(ウイルス性・細菌性)

  • 原因ウイルス:ノロウイルス、アデノウイルス、サポウイルスなど

  • 原因細菌:カンピロバクター、サルモネラ、腸炎ビブリオなど

  • 症状:下痢、嘔吐、発熱、腹痛

  • 特に生もの(刺身、加熱不足の肉)や冷蔵管理が不十分な食品が原因となることがあります。

2. 呼吸器感染症

  • 夏かぜ(エンテロウイルス、アデノウイルス)

  • RSウイルス感染症:乳幼児や高齢者で重症化することがあります。

  • マイコプラズマ肺炎:長引く咳が特徴で、学校や職場で広がることがあります。

3. 咽頭結膜熱(プール熱)

  • アデノウイルスが原因で、発熱・喉の痛み・目の充血がセットで現れる感染症。

  • 潜伏期間が5〜7日とやや長く、旅行やプール利用後に発症するケースがあります。


潜伏期間と発症時期の目安

病名 潜伏期間 発症の目安
ノロウイルス 1〜2日 帰省後すぐ〜数日後
カンピロバクター 2〜5日 帰省後数日〜1週間
RSウイルス 4〜6日 翌週あたりに発症しやすい
マイコプラズマ肺炎 2〜3週間 9月上旬に症状が出ることも

予防のポイント

  • 手洗いは流水+石けんで20秒以上

  • 人混みや公共交通機関ではマスク着用

  • 食品は十分に加熱し、冷蔵管理を徹底

  • エアコン使用中も1〜2時間ごとの換気を心がける


受診を検討すべき症状

  • 高熱が続く(38℃以上が3日以上)

  • 嘔吐や下痢が強く、水分が取れない

  • 咳が2週間以上続く

  • 息苦しさ、強い倦怠感がある


感染症は潜伏期間があるため、帰省や旅行後の体調変化は軽視しないことが大切です。
気になる症状がある場合は、早めの受診をおすすめします。


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