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シミ・シワ・肌老化を防ぐ真夏のUV対策完全ガイド

[2025.08.08]

はじめに

7〜8月は一年で最も紫外線が強い時期です。
日差しの強さに加え、屋外で過ごす時間が長くなり、肌へのダメージは蓄積しやすくなります。
紫外線はシミ・シワ・たるみなどの光老化の最大原因。美容面だけでなく、皮膚の健康維持にも深く関わります。

今回は医師の視点から、真夏の紫外線の特徴と、日焼け止めを中心とした総合的なUV対策を、最新の科学的根拠に基づいて解説します。


1. 真夏の紫外線は「量」も「質」も強烈

紫外線は主に2種類あります。

UVB(波長290〜320nm)

  • 表皮に作用し、日焼けや炎症(サンバーン)を起こす。

  • 真夏にピークを迎え、短時間で肌を赤くします。

  • DNA損傷や皮膚がんのリスクとも関連。

  • 出典:Armstrong BK, Kricker A. J Photochem Photobiol B. 2001.

UVA(波長320〜400nm)

  • 真皮まで到達し、コラーゲンやエラスチンを破壊。

  • シワ・たるみ・シミなど光老化の最大原因。

  • 季節を問わず多く降り注ぎますが、真夏は特に高レベル。

  • 出典:Kligman AM et al. J Am Acad Dermatol. 1986.


2. 真夏ピークのデータ

  • 環境省の観測データでは、UVインデックスは7〜8月に最大値を記録。

  • 特に11時〜14時は年間を通して最も高く、10分程度で日焼けが始まる強さ。

  • 曇りでも紫外線は80%以上が届くため油断は禁物。

  • 出典:環境省 紫外線環境保健マニュアル2020


3. 日焼け止めの選び方(真夏編)

SPFとPAの目安

  • SPF:UVB防御力。真夏の屋外活動ならSPF50推奨。

  • PA:UVA防御力。PA++++推奨。

  • 海やプールではウォータープルーフタイプが安心。

使用シーン別おすすめ

  • 屋外レジャー(海・山・スポーツ):SPF50、PA++++

  • 日常生活(通勤通学など):SPF30〜50、PA+++以上


4. 正しい塗り方

  • 塗布量は多めに:顔全体で500円玉大(約2g)が必要。

  • ムラなく均一に:額・両頬・鼻・顎に置いてから広げる。

  • 2〜3時間おきに塗り直し:汗や摩擦で効果は低下。

  • 首、耳、手の甲なども忘れずにカバー。


5. 日焼け止め以外の併用対策

  • 帽子・日傘:直射日光を物理的に遮断。

  • サングラス:紫外線は眼からも入り、肌のメラニン産生を促す。

  • 衣服:UVカット機能付き素材や長袖で防御力UP。


まとめ

真夏の紫外線対策は、日焼け止めの正しい使用が第一歩です。
さらに物理的な防御や生活習慣の工夫を組み合わせることで、肌の健康と美しさを守ることができます。

当院では、紫外線によるシミ・くすみが気になる方に向けたIPL治療(ノーリス)や美容点滴も行っています。
詳細は以下をご覧ください。

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