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2025年夏のインフルエンザとコロナ最新動向 ~2025年夏の発熱外来:現場の肌感覚

[2025.08.17]

2025年8月現在、当院でも新型コロナの患者さんが急増しています。咽頭痛や発熱で来院される方が多く、検査を行うとコロナ陽性例が目立ちます。
その一方で、インフルエンザA型の散発例も確認されています。割合は少ないものの、「コロナの波の中にインフルが紛れている」という状況です。


インフルエンザ2025年の流行株は?

世界の動向

WHOの報告によると、2024–2025シーズンは

  • A型H1N1pdm09(2009年の新型由来株)

  • A型H3N2(香港型)
    が中心です。

日本国内の傾向

  • 2025年春までA型が大流行し、例年を上回る患者数となりました。

  • 夏は流行が落ち着いていますが、A型が散発的に検出されています。

  • B型はまだ目立っていません。


コロナとインフルエンザの同時流行はある?

2025年夏の特徴は、コロナ再拡大の中にインフルが少数混じっていることです。
症状だけで両者を見分けるのは困難で、検査が不可欠です。特に高齢者や持病のある方は、どちらに感染しても重症化リスクがあるため注意が必要です。


2025年秋冬シーズンのインフル予測

  • 秋以降は再びA型インフルの流行が予想されます。

  • ワクチンにはH1N1とH3N2が含まれており、2025–2026年シーズンの流行に備えた準備が推奨されます。

  • B型は例年、冬から春にかけて増える傾向があります。


ワクチンと予防のポイント

  • インフルエンザワクチンは秋から接種可能です。

  • コロナワクチンも新株対応型が登場しています。

  • ワクチンは感染そのものを完全に防ぐものではありませんが、重症化リスクを減らす効果が報告されています。

加えて、手洗い・マスク・睡眠・栄養などの基本的な対策が引き続き大切です。


まとめ:2025年夏の発熱外来はこう変化している

  • コロナが顕著に増加

  • その中にインフルA型が散発的に混在

  • 秋以降はインフルの再流行が予想される

  • ワクチンと生活習慣による予防が重要


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