「最近なんかだるい…」その原因、血液検査でわかるかもしれません
「最近なんとなく疲れがとれない」
「やる気が出ない、寝ても回復しない」
「病気というほどじゃないけど、ずっと調子が悪い」
当院にも、こうした“なんとなく不調”のご相談が増えています。
このような症状の原因、実は血液検査でヒントが得られることが多いんです。
今回は、内科医として「だるさの背景にあるかもしれない代表的な原因」と、
「当院で実施している基本的な血液検査項目」についてご紹介します。
原因① 貧血
特に女性に多いのが鉄欠乏性貧血。
疲れやすさ、動悸、めまい、頭痛、爪の変形などがみられます。
検査では以下の項目を確認します:
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Hb(ヘモグロビン)
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MCV(平均赤血球容積)
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必要に応じてフェリチン(貯蔵鉄)
原因② 甲状腺機能の異常
**バセドウ病(甲状腺機能亢進症)**や、
**橋本病(甲状腺機能低下症)**では、だるさ・体重変化・便通異常・動悸などの症状が出ます。
検査項目:
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TSH(甲状腺刺激ホルモン)
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FT3 / FT4(甲状腺ホルモン)
原因③ 肝機能や代謝異常
疲れが抜けない、食欲がない、倦怠感が強い場合、
肝臓や代謝のトラブルも疑います。
確認する項目:
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AST / ALT(肝酵素)
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γ-GTP
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LDH / 総ビリルビン など
原因④ 隠れた感染や炎症
「風邪でもないのに体が重い」というときは、
軽いウイルス感染や慢性炎症が隠れていることも。
検査例:
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CRP(炎症の有無をみる指標)
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白血球数(WBC)
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必要に応じて尿検査や画像検査も併用します
原因⑤ 精神的なストレスや生活リズムの乱れ
血液検査で異常が見つからない場合、
生活習慣・睡眠・ストレスが原因になっていることも少なくありません。
「異常なし」という結果も、
今後の対策や生活改善の出発点になります。
ひろつ内科クリニックでは
当院では、だるさ・疲れ・倦怠感といった症状に対し、
必要な検査を保険診療内で実施し、丁寧に評価しています。
検査は最短当日中に完了。必要に応じて即日で結果を説明することも可能です。
まとめ
「ただの疲れかも…」と放置せず、一度ご相談ください。
血液検査で見つかる異常は、早期に対応すれば改善できるものばかりです。
なんとなくの不調にこそ、医学的な視点を。
内科としてお力になれることがあります。
ひろつ内科クリニック受診予約はこちらから
https://wakumy.lyd.inc/clinic/hg08874