メニュー

「最近なんかだるい…」その原因、血液検査でわかるかもしれません

[2025.07.20]

「最近なんとなく疲れがとれない」
「やる気が出ない、寝ても回復しない」
「病気というほどじゃないけど、ずっと調子が悪い」

当院にも、こうした“なんとなく不調”のご相談が増えています。

このような症状の原因、実は血液検査でヒントが得られることが多いんです。
今回は、内科医として「だるさの背景にあるかもしれない代表的な原因」と、
「当院で実施している基本的な血液検査項目」についてご紹介します。


原因① 貧血

特に女性に多いのが鉄欠乏性貧血
疲れやすさ、動悸、めまい、頭痛、爪の変形などがみられます。

検査では以下の項目を確認します:

  • Hb(ヘモグロビン)

  • MCV(平均赤血球容積)

  • 必要に応じてフェリチン(貯蔵鉄)


原因② 甲状腺機能の異常

**バセドウ病(甲状腺機能亢進症)**や、
**橋本病(甲状腺機能低下症)**では、だるさ・体重変化・便通異常・動悸などの症状が出ます。

検査項目:

  • TSH(甲状腺刺激ホルモン)

  • FT3 / FT4(甲状腺ホルモン)


原因③ 肝機能や代謝異常

疲れが抜けない、食欲がない、倦怠感が強い場合、
肝臓や代謝のトラブルも疑います。

確認する項目:

  • AST / ALT(肝酵素)

  • γ-GTP

  • LDH / 総ビリルビン など


原因④ 隠れた感染や炎症

「風邪でもないのに体が重い」というときは、
軽いウイルス感染や慢性炎症が隠れていることも。

検査例:

  • CRP(炎症の有無をみる指標)

  • 白血球数(WBC)

  • 必要に応じて尿検査や画像検査も併用します


原因⑤ 精神的なストレスや生活リズムの乱れ

血液検査で異常が見つからない場合、
生活習慣・睡眠・ストレスが原因になっていることも少なくありません。

「異常なし」という結果も、
今後の対策や生活改善の出発点になります。


ひろつ内科クリニックでは

当院では、だるさ・疲れ・倦怠感といった症状に対し、
必要な検査を保険診療内で実施し、丁寧に評価しています。

検査は最短当日中に完了。必要に応じて即日で結果を説明することも可能です。


まとめ

「ただの疲れかも…」と放置せず、一度ご相談ください。
血液検査で見つかる異常は、早期に対応すれば改善できるものばかりです。

なんとなくの不調にこそ、医学的な視点を。
内科としてお力になれることがあります。


ひろつ内科クリニック受診予約はこちらから
https://wakumy.lyd.inc/clinic/hg08874

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME