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8月末は生活習慣リセットの好機 ― 高血圧・糖尿病管理を立て直す

[2025.08.31]

はじめに

8月最終日。夏の疲れが溜まり、生活リズムが乱れている方も多いのではないでしょうか。
特に高血圧や糖尿病といった生活習慣病をお持ちの方にとって、夏の乱れが秋以降の体調悪化につながることがあります。今日は「夏の終わり」をきっかけに、生活習慣をリセットする重要性について解説します。


1. 夏は生活習慣が乱れやすい季節

  • 暑さで運動量が減る

  • 冷たい飲食の摂りすぎで塩分・糖分過多になりやすい

  • 冷房や寝苦しさで睡眠不足気味になる

これらは一見一時的な変化に思えますが、血圧や血糖コントロールに直結する要因です。


2. 高血圧 ― 夏の油断が秋冬のリスクに

  • 夏は汗をかくことで一時的に血圧が下がりやすく、薬の内服を自己中断してしまう方がいます。

  • しかし秋冬になると血管収縮で血圧が上昇し、脳卒中や心筋梗塞のリスクが高まることが知られています。

  • この「季節の変化」に合わせて薬や生活を調整するためには、定期的な血圧測定と受診が重要です。


3. 糖尿病 ― 夏の食生活の乱れが秋に響く

  • 冷たいジュース・アイス・麺類の摂りすぎ → 糖質過剰摂取

  • BBQや飲酒の機会が多い → 中性脂肪や肝機能の悪化

  • 運動不足と合わさってHbA1cの上昇が秋に目立つことがあります。

「夏の終わり」は、血糖コントロールの再点検に最適なタイミングです。


4. 今からできるリセットの工夫

  • 毎日の血圧測定・体重測定を再開する

  • 冷たい飲食を減らし、温かい食事・野菜を増やす

  • 就寝前のスマホ使用を控えて睡眠を整える

  • 定期健診や血液検査を受け、数値を確認する

これらの基本的な取り組みが、秋冬の大きな病気の予防につながります。


まとめ

  • 夏の生活習慣の乱れは、高血圧や糖尿病の悪化につながる

  • 秋冬に重大な合併症を起こさないためには、8月末は生活習慣をリセットする絶好のタイミング

  • 定期受診や健診を受け、数値を確認しながら生活改善を進めましょう


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