メニュー

【本気の診療を支える即時検査体制】 〜その場で「わかる」安心を届けたい〜

[2025.06.12]

「検査結果は後日になりますので、また来てください。」

医師として、患者として、何度この言葉に煩わしさを感じてきたでしょうか。病院に足を運び、採血され、不安を抱えて帰る…この流れ、必要ですか?

ひろつ内科クリニックでは、そうした不安と時間のムダを徹底的に排除するために、即時検査体制を構築しています。今回は、当院が誇る二大検査装置――ドライケムNX700セルタックαプラス(MEK-1309)――について、どこまでも暑苦しく、熱く語らせてください。


■ 導入機器紹介:即時フィードバックを実現する“相棒たち”

◉ 富士フイルム ドライケムNX700

ALT、AST、LDH、BUN、Cre、CRP、Na/K/Clなど、日常診療で必要な主要項目を10分以内で測定可能。
肝機能、腎機能、電解質バランス、炎症反応をその場で把握できます。線溶系や凝固系は非対応ですが、日常診療のファーストラインとしては十分すぎる性能。

◉ 日本光電 セルタックαプラス(MEK-1309)

全自動血球計算装置のフラッグシップ。白血球5分類を含む26項目を約1分で測定
感染症・貧血・出血傾向のスクリーニングが即完結。WBCやHb、PLTといった臨床判断のカナメをその場で確認できます。


■ なぜ即時検査が“医療の質”を押し上げるのか

例を挙げます:

  • 発熱+咳 → CRPとWBCでウイルス性か細菌性かをその場で評価

  • 倦怠感+嘔気 → AST/ALT/BUN/Creを即確認し、肝腎機能をチェック

  • 食欲不振+口渇 → Na/Kで脱水評価、糖尿病性ケトアシドーシスの可能性も含め即時判断

  • 疲れやすさ+動悸 → 貧血スクリーニングを1分で完了し、必要な治療に直行

つまり、検査結果が“今”わかるという一点が、患者の未来を変える可能性を持つのです。


■ コストを超えて貫く“診療の信念”

正直に言いましょう。
この体制は儲かりません。むしろ赤字です。

ドライケムの試薬は高価。セルタックαプラスの保守契約も馬鹿になりません。
採血1本ごとの収益で考えれば「やらない方が得」なのです。

でも、私はそれでもやります。
「いま診てほしい」「いま不安を解消したい」という患者の気持ちに応えたいから。

医師である前に、人として誠実でありたい。
だからこそ、面倒で、コスト高でも、この体制を“標準”として守り続けます。


■ 「一回で済む診療」は、最大の価値

忙しいビジネスパーソン、小さなお子さんを抱える保護者、高齢のご家族を連れてこられる方。

「もう一度、来てください」は、大きなストレスです。
検査結果を聞くためだけに、もう一度有休を取る? もう一度タクシーに乗る?

そんな非効率、当院では起こりません。

その場で検査をして、その場で医師が結果を読み、5分後には治療方針が決まっている。

これが、ひろつ内科クリニックが提供する“今どきの医療体験”です。


■ 最後に ~この設備は「私の矜持」です

最新鋭の検査機器を揃えること自体は、金さえあればできます。
けれど、それをちゃんと“診療に使いこなす覚悟”がなければ宝の持ち腐れです。

私は、患者さんの10分、30分、1時間を守るためにこれをやっています。
「今日、すっきりして帰れてよかったです」その一言のために。


<参考資料(任意)>

  • 富士フイルムメディカル株式会社「ドライケムNX700」製品概要

  • 日本光電工業株式会社「セルタックαプラス MEK-1309」技術資料

  • 日本プライマリ・ケア連合学会「即時検査の実用性と臨床効果に関する報告(2023)」

 

ひろつ内科クリニック受診予約はこちらから

https://wakumy.lyd.inc/clinic/hg08874

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME