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インフル2025シリーズ #2 2025年版:抗インフルエンザ薬の使い分け 日本で使える薬と、使われる場面の最新整理

インフル2025シリーズ #2 2025年版:抗インフルエンザ薬の使い分け 日本で使える薬と、使われる場面の最新整理

[2025.11.14]

はじめに

2025年のインフルエンザは例年より早い流行となり、抗インフルエンザ薬の適切な使い分けが重要になります。

本記事では、日本で使用できる抗インフルエンザ薬をすべて網羅し、最新のガイドライン・添付文書に基づいて「どのような場面で使用されるか」を整理します。

医療広告ガイドラインに基づき、効果の保証は行わず、「使われることがある」「適応がある」といった事実のみ記載します。


1. 日本で使用できる主な抗インフルエンザ薬一覧(2025年)

A型・B型どちらにも使用される薬

日本で一般的に使用される薬は次のとおりです。

  • オセルタミビル(タミフル:カプセル/ドライシロップ)
  • ザナミビル(リレンザ:吸入)
  • ラニナミビル(イナビル:吸入・1回投与)
  • バロキサビル(ゾフルーザ:内服・単回投与)
  • ペラミビル(ラビアクタ:点滴静注)

いずれの薬剤も「A型・B型いずれにも使用される」ことが特徴です。


2. それぞれの薬剤の特徴(ガイドライン準拠)

2−1. オセルタミビル(タミフル)

  • カプセルとドライシロップがあり、小児でも使われることが多い薬です。
  • 体重に応じて1日2回、5日間服用します。
  • 妊娠中も使用されることがあります(安全性データが比較的多い薬)。

2−2. ザナミビル(リレンザ)

  • 吸入薬で、1日2回・5日間使われます。
  • 吸入が可能な年齢で選択されることがあります(吸入の手技が必要)。

2−3. ラニナミビル(イナビル)

  • 1回吸入で完結することが特徴です。
  • 吸入が確実にできる場合に使用されます。

2−4. バロキサビル(ゾフルーザ)

  • 体重に応じて1回内服で終了する薬です。
  • 単回投与であるため、服薬管理が容易な場面で選択されることがあります。

2−5. ペラミビル(ラビアクタ:点滴)

  • 内服や吸入が難しい場合に、点滴静注で使用されることがあります。
  • 重症例、食事摂取が難しい場合、入院例などで使用されることがあります。

3. どの薬を選ぶか:最新ガイドラインの基本的な考え方

日本の治療指針では、「どの薬が最も優れている」という比較はしておらず、状況に応じて複数の選択肢があります。

選択時に考慮される主なポイントは以下のとおりです。

3−1. 発症からの時間

  • 抗インフルエンザ薬は発症から48時間以内に開始されることが多い

    (添付文書・各種ガイドラインの基本的な前提)

3−2. 重症化リスク因子の有無

以下の方では治療が推奨されることがあります。

  • 65歳以上
  • 妊娠中
  • 喘息・慢性呼吸器疾患
  • 心疾患
  • 糖尿病
  • 免疫低下状態
  • 小児(特に5歳未満)

3−3. 年齢・服薬のしやすさ

  • 小児:飲み薬・吸入の可否、単回投与の可否
  • 成人:内服可能か、単回投与が適しているか
  • 高齢者:吸入が困難な場合は内服または点滴

3−4. 入院の有無・重症度

  • 入院例、経口摂取困難、吐き気が強い場合:点滴(ペラミビル)が選ばれることがあります。

4. 2025年シーズンの注意点

4−1. 薬の“効き目”は比較しない(ガイドライン上の大原則)

医療広告ガイドラインでは、

  • 他の薬より優れている
  • 効果が強い

    といった比較表現は禁止されています。

医療現場では、

「患者さんの年齢・症状・服薬のしやすさ」

に応じて、薬が選択されます。

4−2. ウイルスの薬剤耐性について

  • 2025年時点で、日本国内の主流株に広い耐性は報告されていません。
  • 毎年モニタリングが行われており、必要に応じて治療方針が変更されます。

5. まとめ:2025年の抗インフルエンザ薬の使い分け

2025年の治療指針に沿って整理すると、

  1. タミフル/リレンザ/イナビル/ゾフルーザ/ペラミビルはA・B型どちらにも使用される薬
  2. 単回投与が可能な薬(イナビル・ゾフルーザ)もあるが、比較表現は行わない
  3. 妊娠中・小児・高齢者・持病がある方では、治療が積極的に検討される
  4. 入院や重症例では点滴薬が使用されることがある

という形になります。

 

 

次回(#3)は、流行期に最も問い合わせが増える

「妊娠中・授乳中のインフルエンザ対策」

を最新ガイドラインに基づいて作成します。


参考文献(エビデンス)

  • 日本感染症学会 インフルエンザ診療指針
  • 厚生労働省 感染症部会・各種通知
  • 国立健康危機管理研究機構 インフルエンザ週報
  • CDC Influenza Antiviral Recommendations
  • WHO Global Influenza Programme

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