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院長ブログ

日々の診療室から(401件)

保険診療

若い人でも一度は胃カメラを受けておくべき理由

はじめに 「胃カメラは中高年になってから受けるもの」と思っていませんか? 実際には、若い世代でも一度は胃カメラを受けておくことに大きな意義があります。ここでは最新のエビデンスをもとに、その理由を解説します。 1. 日本は胃がん多発国 日本の胃がん罹患数は世界的に見ても依然として高水準。 国立がん研究センターの統計によれば、胃がんは日本人のがん死亡原因の第3位。 最大のリスク因子はヘリコバクター・ピ

インフルエンザ

無印医師が解説する「2025年秋冬の感染症」 インフルエンザ・コロナ・その他の流行見通し

正直に告白します。 私は「救急科専門医」も昨年末で失効し、内科専門医も持っていません。 学会にも所属していないので、世間的には肩書きゼロの**“無印医師”**です。 けれど、臨床の現場で29年間積み重ねてきた経験と、AIを使った情報収集を組み合わせることで、 今年の秋冬に患者さんが直面しそうな感染症の動向を、できるだけわかりやすく整理してみます。 1. インフルエンザの流行見通し 流行の開始時期と

保険診療

秋の科学的セルフケア ― 季節の変わり目を乗り切るために

はじめに 「夏の疲れが残って体が重い」「季節の変わり目で気分が不安定」――秋は体調の変化を感じる方が多い季節です。 一方で、「秋バテ」「なんとなくの不調」と片付けてしまうと、必要な対策を逃すことも。今回は科学的エビデンスに基づいた“秋のセルフケア戦略”をご紹介します。 1. 睡眠リズムを整える ポイント 就寝前90分の入浴(38〜40℃程度)で深部体温をコントロール ブルーライトを避け、読書やスト

美容点滴・注射(エクソソーム・グルタチオンなど)

グルタチオンはがんに効くのか?―最新エビデンスで検証

結論 現時点で、グルタチオン(GSH)が「がんを縮小させる」「生存期間を延長する」といった抗腫瘍効果を示す高品質エビデンスは存在しません。むしろ抗酸化剤の併用は治療効果を弱める可能性や、動物実験レベルでは転移促進の懸念も報告されています。がん治療中の自己判断での抗酸化サプリや点滴は推奨できません【ASCO 2020】【ESMO 2020】。 抗腫瘍効果に関する研究 酸化型グルタチオン模倣薬NOV-

保険診療

秋の体調不良と鉄欠乏性貧血 ― 健診結果から見えるサイン

秋に増える「なんとなく不調」 涼しくなってきたのに、疲れやめまいが続く。夏バテの延長かと思っていたら、実は「鉄欠乏性貧血」だったというケースがあります。特に女性では頻度が高く、健診では見逃されやすい病気のひとつです。 鉄欠乏性貧血とは? 鉄分は赤血球の材料であり、全身に酸素を届けるために欠かせません。鉄が不足すると酸素が足りなくなり、さまざまな不調を引き起こします。 日本人女性では約1割に貧血があ

コロナ

ニンバス株(NB.1.8.1)とは?咽頭痛は本当に「カミソリ喉」なのか

最近「ニンバス株(NB.1.8.1)」という言葉がニュースやSNSで取り上げられるようになり、不安を感じている方も少なくありません。特に「カミソリを飲み込んだような強烈な咽頭痛」という表現が目立ち、「これまでのコロナと違って危険なのでは?」と心配される方もいらっしゃいます。 しかし、現時点での科学的データを見ると、ニンバス株は**“名前が先行して話題になっている”**印象が強く、従来のオミクロン株

一般内科・症状解説

秋バテとは?医学的な視点からの原因・症状・対策まとめ

秋バテとは 「秋バテ」とは、夏の暑さによる疲労や自律神経の乱れが、秋口になって表面化する状態を指します。正式な医学用語ではありませんが、内科外来でも「夏の疲れが取れない」「朝起きられない」「食欲が戻らない」といった訴えは多く見られます。近年では季節性不調の一つとして注目され、健康情報メディアや研究論文でも取り上げられるようになっています【1】。 秋バテの主な症状 全身倦怠感、だるさ 頭痛、めまい

一般内科・症状解説

アドエア・レルベア・シムビコート・フルティフォームの違いと使い分け

はじめに 喘息やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の治療でよく使われる吸入薬に「アドエア」「レルベア」「シムビコート」「フルティフォーム」があります。 名前が似ているため「どれが自分に合うのか分かりにくい」と感じる方も少なくありません。 これらはいずれも「吸入ステロイド(ICS)」と「長時間作用型β2刺激薬(LABA)」の合剤ですが、成分や即効性、吸入回数などに違いがあります。この記事では、それぞれの薬

美容施術(IPL・タンサンジェットなど)

日焼け後の正しいケアとIPL光治療の注意点|赤み・シミ予防のポイント

はじめに 夏の強い日差しで肌が赤くなったり、ヒリヒリしたりした後、「早くケアしたい」「シミにならないか心配」という方は多いはずです。特に人気の美容施術である**IPL(光治療)**について「日焼け後でも受けられるの?」と疑問を持つ方も少なくありません。 この記事では、日焼け後の正しいケア方法と、IPLを受ける際の注意点について医師の立場から分かりやすく解説します。 日焼け後の肌で起こること 日焼け

保険診療

福岡で麻しん(はしか)発生 知っておきたい症状と予防のポイント

2025年8月、福岡県・福岡市で**麻しん(はしか)**の患者が相次いで報告されています。麻しんは非常に感染力が強く、重症化することもある感染症です。今回の流行状況と、地域の方が注意すべき点を整理しました。 福岡での最新発生状況 8月17日(福岡県発表) 春日市在住の10代女性が麻しんと診断。海外渡航歴はなく、予防接種歴は不明。今年に入って県内では5例目の報告でした。 8月21日(福岡市発表)

コロナ

抗コロナ薬の「いま」:種類・使い分け・保険適用時の費用目安

はじめに 発熱・咽頭痛・咳など新型コロナの症状が出たとき、抗ウイルス薬は「誰に・いつ・どれを」使うのが妥当か。2025年8月時点の日本の公的情報と主要臨床試験をもとに、患者さん向けに整理しました。 なお、新型コロナ治療薬への公費支援(自己負担の軽減策)は終了しており、現在は通常の医療保険の自己負担(原則1〜3割)がかかります。 まず押さえる3ポイント 抗ウイルス薬は発症早期が勝負(飲み薬は概ね「発

保険診療

在宅医療とオンライン診療とは?メリット・課題とこれからの医療の流れ

高齢化が進むなか、「病院に行くより自宅で安心して療養したい」という声が増えています。最近ではそのニーズに応える形で「在宅医療」や「オンライン診療」といった新しい仕組みが注目されています。 当院で実施しているわけではありませんが、医療全体の流れとして知っておくと役立つ情報をわかりやすくご紹介します。 在宅医療とは? 在宅医療は、医師や看護師が患者さんのご自宅を訪問して診療やケアを行う仕組みです。 主

保険診療

開業7か月半のご報告:Googleレビュー50件に到達しました

いつも当院をご利用いただき、心よりありがとうございます。 本日(2025年8月18日)時点で、Googleマップのクチコミが50件に到達しました。うち49件が星5という評価をいただいており、身に余る思いです。いただいた評価は、私たちが胸を張るためのものではなく、日々の診療を「当たり前にまじめに」積み重ねる責任の重さとして受け止めています。 まずは御礼とお約束 予約から会計までの導線をできる限りわか

保険診療

残暑を元気に乗り切る体調管理と免疫力アップ法

お盆を過ぎても、まだまだ真夏のような暑さが続いています。 この時期は「夏バテ」「寝苦しさ」「冷房による冷え」などが重なり、体調を崩される方が少なくありません。当院にも「だるさが抜けない」「風邪っぽい」「食欲が落ちている」といった症状で受診される患者さんが増えています。 今回は、真夏の後半を無理なく過ごし、体調と免疫力を守るための工夫を簡単にまとめます。 1. 水分と塩分をこまめに補う 残暑でも発汗

美容点滴・注射(エクソソーム・グルタチオンなど)

タチオン・マルチビタミン・アスコルビン酸の点滴・静注療法について

点滴や静注によって体内に栄養素を届ける方法は、一般的なサプリメント内服に比べて消化管を通さずに直接血中に届くという特徴があります。疲労回復や抗酸化作用、美容目的で利用されることが多く、日本でも自由診療メニューとして取り入れている医療機関があります。ここでは代表的な成分である「タチオン」「マルチビタミン(ビタミンB群)」「アスコルビン酸(ビタミンC)」についてまとめます。 タチオン(グルタチオン)静

保険診療

2025年夏のインフルエンザとコロナ最新動向 ~2025年夏の発熱外来:現場の肌感覚

2025年8月現在、当院でも新型コロナの患者さんが急増しています。咽頭痛や発熱で来院される方が多く、検査を行うとコロナ陽性例が目立ちます。 その一方で、インフルエンザA型の散発例も確認されています。割合は少ないものの、「コロナの波の中にインフルが紛れている」という状況です。 インフルエンザ2025年の流行株は? 世界の動向 WHOの報告によると、2024–2025シーズンは A型H1N1pdm09

一般内科・症状解説

台風シーズン到来!気象病の原因と内科でできる対策

気象病とは? 「気象病」は、天候や気圧の変化によって頭痛・関節痛・めまい・倦怠感などの症状が出る状態を指します。特に台風や秋雨前線の影響で気圧が急変する時期に増加します。近年の研究では、耳の奥にある内耳(前庭器官)が気圧変化を感知し、自律神経のバランスに影響を与えることが示唆されています【1】。 主な症状 偏頭痛や頭重感 めまい、耳の詰まり感 関節痛、古傷の痛み 全身倦怠感、集中力低下 気分の落ち

美容施術(IPL・タンサンジェットなど)

夏の終わりに急増する“くすみ肌”の原因とIPL治療によるケア

夏の終わりは肌がくすみやすい理由 夏の間に受けた紫外線や冷房による乾燥、皮脂の酸化などが蓄積し、肌のターンオーバーが乱れやすくなります。その結果、メラニンが排出されず肌表面にとどまり、くすみや色ムラの原因となります【1】。さらに、紫外線は肌の真皮層にもダメージを与え、コラーゲン分解を促進して透明感の低下を招きます【2】。 くすみ肌の主な原因 紫外線によるメラニン増加 冷房による乾燥でバリア機能低下

美容施術(IPL・タンサンジェットなど)

IPL(ノーリス)特集:内科から提供する安全第一の光治療【しみ・そばかす・赤ら顔・肌質改善】

はじめに 当院では2025年8月より、**キャンデラ社製IPL機器「ノーリス(Nordlys)」**を導入しました。 IPL(Intense Pulsed Light)は、しみ・そばかす・赤ら顔・ニキビ跡・くすみ・毛細血管拡張など、幅広い肌トラブルに対応できる光治療です。 当院は「まじめな内科」として、安全第一・ローリスクプロトコルを徹底し、肌への負担を抑えながら、継続しやすい料金で提供しています

保険診療

お盆後、全国で“コロナ爆発”?今こそ知っておくべきエビデンス

はじめに:ただの注意喚起以上に 2025年8月、お盆を迎えるなか、全国で新型コロナ感染が「7週連続で増加中」です(朝日新聞 https://smbiz.asahi.com/article/15958750?utm_source=chatgpt.com )。 これは単なる波ではなく、「お盆後の爆発」に備える必要がある状況と言えます。 エビデンスその1:7週連続増加、数字が語る深刻さ 厚労省データでは

保険診療

アトピー性皮膚炎の方は要注意!夏に多い「膿痂疹(とびひ)」とは

膿痂疹(のうかしん、通称:とびひ)は、皮膚に細菌が感染して水疱やかさぶたをつくる皮膚感染症です。子どもに多い病気ですが、大人でも発症します。特にアトピー性皮膚炎を持つ方は皮膚バリアが弱く、膿痂疹になりやすいため注意が必要です。 膿痂疹の原因とアトピーとの関係 膿痂疹の原因菌は主に以下の2種類です。 黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus) A群β溶血性連鎖球菌(Group A

保険診療

秋に増える帯状疱疹、その理由と予防ワクチンの科学的根拠

秋は気温の変化が大きく、昼と夜の寒暖差が広がる季節です。 この時期、意外に多くなるのが帯状疱疹です。 今回は、なぜ秋に帯状疱疹が増えるのか、そして予防のために有効性が高く証明されているワクチンの科学的根拠について、最新の研究をもとに解説します。 (※当院ではワクチンの接種は行っておりません。情報提供としてお読みください。) なぜ秋に帯状疱疹が増えるのか 帯状疱疹は、水痘(水ぼうそう)にかかったこと

保険診療

真夏の熱中症、実は涼しい室内でも起こる理由と予防法

「熱中症は炎天下で起こるもの」…そう思っていませんか? 実は、涼しい室内でも熱中症は発生します。特に真夏は、油断が重症化のきっかけになることもあります。ここでは、室内熱中症が起こる原因と予防法を医師の視点で解説します。 室内で熱中症が起こる主な原因 高湿度環境 エアコンの設定温度が低くても、湿度が高いと汗が蒸発しにくく、体内の熱がこもります。梅雨明けから真夏にかけては湿度が高くなりやすく、湿度管理

美容施術(IPL・タンサンジェットなど)

虫刺され後の色素沈着を早く消すには

夏は虫刺されのシーズンです。かゆみが治まった後も、刺された部位が茶色や黒っぽく残ってしまうことがあります。 これは「炎症後色素沈着」と呼ばれ、自然に薄くなるまで数か月かかることもあります。 色素沈着が起こるメカニズム 虫刺されで皮膚が炎症を起こすと、メラノサイトが活性化し、メラニン色素が多く作られます。 かき壊しや紫外線の刺激によって、この色素が皮膚に沈着してシミのように残ってしまうのです。 放置

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