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院長ブログ
日々の診療室から(340件)
【2025年最新版】コロナウイルス感染症の予防・治療ガイド ~今また増えてきた感染にどう備えるか~
2025年7月現在、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染者が再び増加傾向にあります。福岡市内でも、当院を含め多数の医療機関で発熱・咽頭痛・咳・強い倦怠感を訴える患者さんが連日来院しています。 今回は、最新の国の指針やガイドラインに基づいた「予防」と「治療」の考え方を、専門的な内容も踏まえてわかりやすくまとめます。 1. いま流行しているコロナはどんなタイプ? 現在、日本で多く確認されている
【2025年7月第3週】福岡市でコロナ再増加の兆し?医療現場の実感と最新データから読み解く
こんにちは、ひろつ内科クリニックです。 ここ最近、「またコロナ増えてきてない?」と感じる方、多いのではないでしょうか。当院でも実際に新型コロナ陽性の患者さんが明らかに増えてきており、スタッフ一同その勢いを日々感じています。 今回は、福岡市における感染状況をデータと市民の声から振り返り、「いま何が起きているのか」をわかりやすく解説します。 ■ 福岡市の公式データ:じわじわと上昇中 福岡市が公表してい
健康診断で「脂肪肝」と言われたら:放置すると命に関わる?
最近の健康診断で「脂肪肝」と書かれていて驚いた、という方が増えています。 「まあ太ってるから仕方ないかな」「お酒も飲むし…」と思って放置していませんか? 実はその“脂肪肝”、将来の肝硬変・肝がん・心血管疾患のリスクと深く関わっているかもしれません。 今回は最新の診療ガイドラインをベースに、脂肪肝があると言われたときに保険診療でどう評価し、どう治療していくかを、まじめに解説します。 ■ 脂肪肝は「2
咳が止まらないのは、神経のせいかも?“咳感受性亢進症候群”という考え方
最近、「風邪が治ったのに咳だけが何週間も止まらない」という相談がとても増えています。 レントゲンは異常なし、熱もなく、聴診でも特に問題が見つからない。 でも、咳だけがずっと残る―― こうしたケースで注目されているのが、咳感受性亢進症候群(Cough Hypersensitivity Syndrome, CHS)という概念です。 咳感受性亢進症候群って何? 簡単に言うと、 「咳の神経が過敏になってし
つらい蕁麻疹、我慢しないで。保険診療でできる対処と治療法を解説します
「蕁麻疹なんて放っておけば治る」と思っていませんか? 皮膚が赤く盛り上がり、かゆみが強く出る――そんな症状が繰り返される場合、それは「蕁麻疹(じんましん)」かもしれません。自然に治ることもありますが、何度も出る・長引く場合には、きちんとした治療が必要です。 当院では、蕁麻疹に対して保険診療の範囲内で対応しています。この記事では、エビデンスに基づいた診療の流れと治療内容をご紹介します。 蕁麻疹の分類
【初体験レポ】当院導入機器「IPLノーリス」ついに照射してみました!
こんにちは、ひろつ内科クリニックの院長です。 今日は、**当院で新たに導入した美容医療機器「Nordlys(ノーリス)」**を自ら体験してみた初回レポートをお届けします。 正式リリースに先立って、どんな出力感か、反応の出方はどうか、まずは自分の顔で試してみました。 使用設定: 1パス目:VL 555(全顔照射) 2パス目:PR 530(シミにスポット打ち) どちらのハンドピースも、シミ・くすみ・赤
憩室炎とは何か?内科医が総合的に解説します
「憩室」とは? 「憩室(けいしつ)」とは、大腸の壁の一部が袋状に外側へ膨らんだ構造のことを指します。特にS状結腸や上行結腸にできやすく、日本人では右側(上行結腸~盲腸付近)の憩室が多いことが知られています。 高齢者ほど憩室の保有率は高く、70代以上では過半数に見られるとも言われていますが、憩室自体は無症状のことがほとんどです。 しかし、**この憩室が炎症を起こした状態が「憩室炎(diverticu
夏に多い?膀胱炎の正体と正しい治療法
「水をたくさん飲めば治る」はウソ? こんにちは、ひろつ内科クリニックの院長・廣津です。 夏になると「トイレが近い」「おしっこをすると痛い」「下腹部が重い」といった症状で来院される方が増えてきます。 この症状、多くの場合は急性膀胱炎が原因です。 一見すると軽症に見えるこの疾患ですが、放置すると腎盂腎炎に進行するリスクもあり、油断は禁物です。 今回は、夏に膀胱炎が多くなる理由や正しい対応について、エビ
まじめな美容医療、はじめます。
いよいよ「ノーリス」8月リリース予定! こんにちは。 ひろつ内科クリニックの院長、廣津です。 当院ではこれまで、エクソソーム点滴やタンサンジェット、粘膜美白といった自由診療メニューを「まじめに、そして確実に効果のあるものだけを」選んで導入してきました。 そしていよいよ来月、当院最大の美容設備投資となるIPL機器「ノーリス(Nordlys)」をリリース予定です。 ノーリスとは? ノーリスは、**厚労
防風通聖散はなぜダイエットに効くのか? “証”から考える漢方的な体質分類
「漢方薬で痩せる」と聞いて、まず名前が挙がるのが防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)。 いわゆる「痩せ薬」として市販でも人気がありますが、実はこれ、体質に合わなければ全く効きません。 今回は、当院で自由診療として取り扱っている防風通聖散と五苓散を中心に、漢方的な“証”の考え方も交えて解説していきます。 防風通聖散が効くのは、こんなタイプ 防風通聖散は「実証(じっしょう)」と呼ばれる体質の方に向いて
福岡で「早くて安い雇用時健診・法定健診」を探している人へ 即日45分、7,000円。ひろつ内科クリニックの健診が選ばれる理由
「就職が決まったから、すぐに雇用時健診を受けたい」 「会社の定期健診を個人で受けなければならない」 そんな方に向けて、ひろつ内科クリニックでは法定健診に特化した“即日・地域最安級”の健診サービスを提供しています。 ■ 法定健診に特化しています 当院で受けられるのは、厚生労働省の定める**法定健診(雇入時・定期)**のみです。 以下のようなニーズに対応しています: 雇入時の健康診断(履歴書や就職前提
「エアコン風邪」って本当にある? 夏に増える“喉の違和感”と上気道炎のメカニズムを医師が解説
■ 夏なのに風邪?その原因は「エアコン」かもしれません 夏になると、こんな声が増えてきます: 「冷房の部屋にいると喉がイガイガする」 「エアコンの風を浴びていたら、声がガラガラに」 「咳が止まらないけど熱はない」 それ、いわゆる「エアコン風邪」かもしれません。 正式な病名ではありませんが、**冷房環境によって誘発される上気道炎(咽頭炎・喉頭炎など)**は、医学的にも認知されている現象です。 ■ な
熱中症と間違えやすい内科疾患 ― 発熱と頭痛の鑑別ポイント
■ はじめに 「熱中症かもしれません」と来院される方が、毎年7〜8月にかけて急増します。 確かに、暑さや脱水で体調を崩す方は多いですが、**“熱中症っぽいけど実は他の病気”**というケースも少なくありません。 今回は、当院で実際に見かける「熱中症と間違えやすい内科疾患」について、いくつか代表例をご紹介します。 ■ 熱中症の典型的な症状とは? まずは整理です。 熱中症の症状には以下のような特徴があり
百日咳だけじゃない!夏に長引く乾いた咳の正体とは?~最新の医学的知見で徹底解説
はじめに:夏に咳が止まらない…原因はひとつじゃない 夏なのに咳が長引く――。 風邪はとっくに治ったはずなのに、2週間以上続く乾いた咳(乾性咳嗽)に悩まされる方が毎年一定数います。中には、数か月単位で続くケースもあります。 よく知られるのは百日咳ですが、それだけではありません。今回は「夏に長引く乾性咳嗽」の医学的原因を、エビデンスレベルの高い最新のガイドラインと論文をもとに総まとめします。 結論ファ
グルテンフリーの効果と実践方法:本当に必要な人は?医師が解説します
「グルテンフリー」という言葉を耳にすることが増えました。美容や健康意識の高い人たちの間では、パンやパスタ、小麦製品を避ける「グルテンフリー食」が流行しています。しかし、実際にグルテンを避けることで、誰にどんな効果があるのか。医学的に意味のある食事制限なのか。本記事では、グルテンフリーの本当の効果と、実践方法について、医師の視点でわかりやすく解説します。 グルテンとは? グルテンは、小麦や大麦、ライ
熱中症による頭痛ってどんなもの?総合的に解説します
夏になると、なんとなく頭が痛い…それ、もしかして熱中症のサインかもしれません。 今回は「熱中症による頭痛」について、内科医の立場からわかりやすく解説します。 熱中症の頭痛、実はよくある症状です 熱中症というと「めまい」「吐き気」「意識がぼんやりする」といった症状が有名ですが、頭痛も非常に一般的な症状です。 特に「軽度~中等度の熱中症(いわゆるI度・II度)」では、頭が重い・ズキズキする・締め付けら
いま一度確認しておきたい コロナ・インフル罹患後の自宅待機日数
「職場にいつから行ける?」「子どもはいつから学校OK?」 感染症が日常に戻ってきた今だからこそ、コロナウイルス感染症(COVID-19)やインフルエンザにかかったあとの「自宅待機の基準」を正しく知っておくことはとても大切です。 1. コロナ(COVID-19)にかかった場合の待機期間 2023年5月から、新型コロナは5類感染症に分類され、法律による外出制限は廃止されました。 ただし、厚労省は引き続
ビタミンCは日焼けに効く?──医学的に正しい「美白」と「紫外線対策」
夏になると増えてくる「日焼け」「シミ」「くすみ」… 「ビタミンCが効く」とはよく聞くものの、実際に医学的な根拠はあるのでしょうか? 今回は内科医の立場から、ビタミンCが紫外線ダメージにどう効くのかをわかりやすくご紹介します。 日焼けの正体とは? 日焼けは、紫外線によって皮膚に炎症と酸化ストレスが起きる現象です。 UVBは皮膚の表面で炎症(赤くなる日焼け=サンバーン)を引き起こし、 UVAは真皮にま
真夏のお出かけ前にビタミン注射や点滴は熱中症予防になるのか?医師が解説
はじめに 夏フェス、BBQ、海、登山、ゴルフ……。楽しいアクティビティが盛りだくさんな真夏。けれど、その陰に潜むリスクが熱中症です。 「出かける前にビタミン注射や点滴を受けておくと、熱中症の予防になるって本当?」 この疑問について、医学的な観点から解説します。 結論:点滴・ビタミン注射が熱中症予防になるかは「条件付きで一部効果あり」 明確に「熱中症を予防する」と言い切れるエビデンスはないが、 脱水
真夏のアクティビティ後の“熱中症っぽい症状”にビタミン注射・点滴は効くのか?医師が徹底解説
はじめに 真夏のアウトドア、スポーツ、イベント……。 たっぷり楽しんだ後に、こんな症状ありませんか? なんだか体がだるい 頭が重くてぼーっとする 食欲がない、軽く吐き気もある 脱水症状っぽいのに水を飲んでも回復しない これはいわゆる「軽度の熱中症(heat exhaustion)またはその前段階の脱水・電解質失調」です。 そんなとき、ビタミン注射や点滴(輸液)は有効なのか? 医師の立場から、はっき
幹細胞培養上清液点滴とは——疲労や肝機能が気になる方へ
「疲れやすさ」「飲酒後のだるさ」「慢性的な不調」には理由があります 当院では日々の診療のなかで、「以前より疲れが取れにくい」「お酒の後に動けなくなる」といった声を多く聞きます。 その背景には、年齢による代謝の低下や、過度な飲酒・不規則な生活による慢性的な肝機能低下、炎症状態の持続などがあると考えられます。 こうした症状に対し、幹細胞培養上清液点滴という選択肢があります。 幹細胞上清液とは 「幹細胞
【医師が解説】大人もかかる「ヘルパンギーナ」とは?熱やのどの痛みに要注意!
夏になると流行しやすい「ヘルパンギーナ」。本来は小児に多いウイルス感染症ですが、近年では大人の感染も増えており、注意が必要です。 この記事では、内科医が「大人のヘルパンギーナ」について、症状・診断・治療・注意点をわかりやすく解説します。 ヘルパンギーナとは? ヘルパンギーナは、主に**コクサッキーウイルス(A群)**によって起こる感染症です。夏場に多く、飛沫や接触によってうつります。 子どもに多い
夏バテとは何なのか?医学的に正しい理解と対策
はじめに 「夏バテ」という言葉は日常的によく使われますが、医学的には明確な定義があるわけではありません。しかし、高温多湿の環境下で生体が適応しきれずに起こるさまざまな不定愁訴をまとめた呼称として、医学や生理学の領域でも一定の理解が広がっています。本記事では、夏バテの正体を最新の科学的知見に基づいて解説し、正しい予防と対策方法を提示します。 夏バテの定義 医学的には、「夏バテ」という診断名は存在しま
熱中症になったとき、経口補水液はどう飲む? 医師が教える正しい「飲用」方法
はじめに 「熱中症になったらとりあえず水分補給」と言われますが、実は水だけでは不十分な場合があります。 特に**脱水が進んでいるときには、経口補水液(ORS)**が重要です。 でも、飲み方を間違えると、せっかくの経口補水液も効果が薄れてしまいます。 この記事では、熱中症時における経口補水液の正しい飲用方法を、医師の視点からわかりやすく解説します。 経口補水液とは?スポーツドリンクとの違い 経口