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朝のこわばり・関節痛——関節リウマチを疑うサインと、内科で調べる血液検査(RF・抗CCP抗体)を解説

「朝、手がこわばって握れない」「起きてしばらく指が動かしにくい」——朝のこわばりは、関節リウマチを疑う最も有名なサインです。ただ、こわばりがあれば全員がリウマチというわけではなく、逆に「年のせい」と放置されて診断が遅れる例もあります。内科で調べる血液検査と、受診の目安を整理します。

関節リウマチを疑う朝のこわばり

  • 朝のこわばりが30分〜1時間以上続く(変形性関節症のこわばりは数分〜15分程度で軽くなることが多い)
  • 両手の指の付け根や第2関節が、左右対称に腫れて痛む。手首・足の指も
  • 関節が「熱っぽく」腫れる、押すと痛い
  • 6週間以上続いている
  • 疲れやすさ、微熱、食欲低下を伴う

関節リウマチは免疫が自分の関節の膜を攻撃する病気で、30〜50代の女性に多く発症します。放置すると関節が変形しますが、発症から早期(数か月以内)に治療を始めると、変形を防ぎ普通の生活を続けられる病気になりました。だからこそ「疑ったら早めに調べる」価値があります。

朝のこわばりの他の原因

  • 変形性関節症——指の第1関節(へバーデン結節)が多く、こわばりは短時間。中高年に多い
  • 腱鞘炎・ばね指——特定の指が引っかかる、使いすぎ・更年期・妊娠期
  • 更年期の関節痛——女性ホルモンの低下で関節が痛みやすくなり、リウマチと似ることがあります
  • リウマチ性多発筋痛症(高齢者の肩・腰の朝のこわばり)、乾癬性関節炎、痛風など

内科で調べる血液検査

リウマチを疑うときの基本は、リウマトイド因子(RF)抗CCP抗体、炎症の指標(CRP・血沈)です。抗CCP抗体は関節リウマチに特異性が高く、症状が軽い早期でも陽性になることがあります。ただし、RFは健康な人や他の病気でも陽性になるため、数値だけで決めず、関節の診察と組み合わせて判断します。必要に応じて関節エコーやレントゲンを行い、リウマチの可能性が高ければリウマチ・膠原病の専門医へ紹介します。

受診の目安

  • 30分以上の朝のこわばりが2週間以上続く
  • 複数の関節が左右対称に腫れる
  • 関節の痛みに、微熱・倦怠感・体重減少を伴う
  • 家族にリウマチや膠原病の方がいる

「湿布で様子を見る」前に、一度血液検査を。早期発見が最も効く病気のひとつです。

参考文献

  • 日本リウマチ学会「関節リウマチ診療ガイドライン2024」
  • 日本リウマチ学会 一般向け情報「関節リウマチ」

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