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一般内科・症状解説

一般内科・症状解説の記事(149件)

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左軸偏位とは?心電図で指摘されたときに確認すべきポイント

心電図の「左軸偏位(Left Axis Deviation:LAD)」は、心室の電気刺激が進む方向(QRS軸)が −30°以下〜 −90°の範囲に偏っている状態を指します。 これは「病名」ではなく、あくまで心電図の電気的所見です。 日本循環器学会の心電図の標準的解説でも、QRS軸 ・−30°〜 −90°:左軸偏位 と定義されています。 心電図で左軸偏位を指摘されたからといって、直ちに特定疾患が決ま

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悪性黒色腫(メラノーマ)の治療法:最新エビデンスによる総論(2025年版)

悪性黒色腫(メラノーマ)は皮膚がんの中でも特に「進行スピードが早いタイプ」とされ、早期から適切な治療を行うことが重要です。近年は免疫チェックポイント阻害薬を中心に治療成績が大きく改善しており、日本でも国際標準に沿った治療が行われています。 この記事では、日本で推奨されている治療の全体像を、最新エビデンスに基づいてまとめます。 1. まず最優先となる治療:外科的切除(根治を目指す治療) 日本では「完

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吐き気止めはどれが安全? プリンペラン・ナウゼリン・その他の薬の違いをわかりやすく解説します

吐き気や胸のムカムカがあるとき、病院でよく処方されるのが「制吐剤(せいとざい)」です。 特に多いのが ・プリンペラン(メトクロプラミド) ・ナウゼリン(ドンペリドン) の2つですが、「どっちが安全?」「妊娠中は使えるの?」という質問をよくいただきます。 今日は、医師として事実だけを整理し、わかりやすく解説します。 1. 代表的な吐き気止めとその特徴 制吐剤はいくつか種類がありますが、日常診療でよく

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抗ヒスタミン薬の「塗り薬」ってどんな薬?

限局したかゆみに使われる外用薬の基本 皮膚が急にかゆくなると、まず「塗り薬で何とかならないかな」と考える方は多いと思います。 今回は、かゆみ止めとして使われる**抗ヒスタミン薬の外用剤(塗り薬)**について、医学的な根拠に沿って整理します。 抗ヒスタミン薬の外用剤とは? 外用抗ヒスタミン薬は、皮膚に塗って使うヒスタミンH1受容体拮抗薬です。 主に、 虫刺され 蕁麻疹様の赤み 軽度の接触皮膚炎による

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成人の水痘(VZV初感染)は本当に「ひどい水疱」が出るのか

日本の感染症関連ガイドラインでは、成人の水痘は 水疱が密に多発 紅斑・丘疹・水疱・痂皮が混在 発熱や倦怠感がしばしばみられる という比較的“重い”経過をとることが知られています。 そのため、少数の散在性水疱のみの成人水痘は非典型で、鑑別順位は下がります。 ワクチン既接種者や不顕性感染歴がある場合に軽症化することはありますが、それでも水疱は“もう少し密に”出ることが多いとされています。 今回のような

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神経症とは何か 現代医学にもとづく総説(2025年版)

神経症という言葉は歴史的には広く使われてきましたが、現在の医学では正式な病名としては用いられません。 しかし一般向けの表現としては今も使われ、患者さん自身が「神経症では?」と相談することは少なくありません。 この記事では、現代の診断基準に照らして「神経症」という語をどのように解釈すべきかを、最新の医学的エビデンスに基づいて整理します。 1. 神経症という言葉の成り立ち 神経症(neurosis)は

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口唇ヘルペスの初感染ってどれくらい激しい?

日本のガイドラインにもとづく正確な症状まとめ(2025年版) 口唇ヘルペスは非常によくみられる感染症ですが、 「初感染(初めてかかった時)」はどれくらい強い症状が出るのか? という点は検索でも迷いやすく、医療機関でも質問が多いところです。 結論から言うと、 日本のガイドラインでは「初感染の方が症状は強く出ることが多い」 と整理されています。 ここでは、日本のエビデンスを中心に“初感染の症状が何を指

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去痰剤ムコダインとムコソルバン そのほかの去痰薬の違いと使い分けを「医学的エビデンス」で徹底解説

咳や痰の症状は、風邪・気管支炎・副鼻腔炎・COPD など幅広い疾患でみられます。 その際によく処方されるのが 去痰薬(喀痰調整薬) です。 本記事では、 ムコダイン(L-カルボシステイン) ムコソルバン(アンブロキソール) そのほかの主要な去痰薬(エンピナース、ブロムへキシン、NAC など) について、科学的根拠に基づいて“明確に”違いを整理します。 医学的にどのように使い分けるのが妥当か、一次情

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喘息吸入薬って苦い?

LABA/ICS(長時間作用型β2刺激薬+吸入ステロイド)の吸入薬は、薬効に差があるだけでなく、「味」や「口に残る感じ」にも特徴があります。 実際、継続できない理由として「苦味」が意外と多く、日本のガイドライン(喘息予防・管理ガイドライン)でも吸入アドヒアランスの重要性が強調されています。 この記事では、**国内で使えるLABA/ICSの中で“苦味の訴えが少ないもの”**を、添付文書の味覚関連副作

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妊娠中・授乳中の喘息吸入薬の適応について総説

結論から言うと、日本・海外のガイドラインは共通して 喘息コントロール不良そのものの方が、母体・胎児へのリスクが大きい 吸入薬は妊娠中・授乳中でも原則として継続する という立場です。サイエンスダイレクト+3日本産婦人科医会+3臨床支援アプリHOKUTO+3 ここでは「妊娠・授乳中の喘息吸入薬」について、 日本のガイドラインを中心に、海外の方針も補足しながら整理します。 1. 妊娠中の喘息で本当に問題

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妊娠中・授乳中の「頑固な咳」 咳喘息への LABA/ICS 使用は可能か? 最新の国内外ガイドラインから整理

1. 今いちばん多い相談は「咳だけ止まらない」 外来で非常に多いのが、 新型コロナ後の長引く咳 後鼻漏が治っても続く咳 風邪後 3週間以上続く咳 深夜や朝方にだけ出る咳 痰が出ないのに咳ばかり続く こうした「咳が主体」で来院する方で、もともと喘息歴がないケースは多いです。 医学的には 咳喘息(Cough-variant asthma) や 気道過敏性亢進 を疑う病態。 そしてここで最も多い質問が

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NHK福岡「ロクいち!福岡」に出演しました

2025年10月11日放送の NHK福岡『ロクいち!福岡』(18:10〜) にて、 当院・ひろつ内科クリニック院長 廣津こう平 が 「寒暖差による体調不良とその対策」についてコメント出演いたしました。 寒暖差による体調不良とは? 朝晩と日中の気温差が大きくなるこの時期、 「だるい」「眠れない」「食欲が出ない」「めまいがする」 といった訴えで来院される方が増えています。 これは、体温調整を担う 自律

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「トイレが近い…」それ、過活動膀胱かもしれません

「急にトイレに行きたくなって我慢できない」「夜中に何度も起きる」―― そんな症状が続くと、日常生活が大きく制限されてしまいます。 このような症状があるときに考えられるのが、**過活動膀胱(かかつどうぼうこう)**です。 40歳以上の日本人では、およそ8人に1人が悩んでいるといわれています。 1. 過活動膀胱とは? 過活動膀胱とは、膀胱(ぼうこう)の働きが過敏になり、急に尿意が強く出てしまう状態のこ

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単純性紫斑病とは?―皮膚にあざができやすい人の原因と対処法―

皮膚に赤紫色のあざができやすく、「ぶつけた覚えがないのに青あざができる」という方はいませんか? このような症状で最も多いのが**単純性紫斑病(たんじゅんせいしはんびょう)**です。高齢者だけでなく、若い女性にもみられることがあり、原因や対処法を正しく理解することが大切です。 単純性紫斑病とは? 単純性紫斑病(simple purpura, senile purpura)は、皮下出血によって皮膚に紫

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痛風発作とは?― 尿酸の炎症反応を科学的に理解する

痛風発作のメカニズム 痛風は、尿酸ナトリウム結晶が関節内に沈着し、急性の無菌性炎症を引き起こす疾患です。 結晶がマクロファージに取り込まれると、NLRP3インフラマソームが活性化し、IL-1βが放出され、好中球浸潤によって激しい疼痛と腫脹を生じます。 典型的には**母趾MTP関節(足の親指の付け根)**に発作が起こります。 痛風発作の誘因 飲酒(特にビール・焼酎などプリン体含有が多いもの) 脱水(

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乳糖不耐症の治療薬まとめ:薬局で買える対策と医師が使う治療法

1. 乳糖不耐症とは 乳糖不耐症(lactose intolerance)は、小腸上皮のラクターゼ(乳糖分解酵素)活性が低下することで、乳糖を分解できず、腹部膨満・下痢・ガス・腹痛などが起こる状態。 アジア人では成人の約80%に程度の差があり、日本でも非常に一般的。 原因は「一次性(加齢による酵素減少)」と「二次性(腸炎や抗生剤後などによる粘膜障害)」に分類される。 2. 基本的な対策(エビデンス

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成人の水痘(みずぼうそう)初感染 ― 重症化リスクと最新の治療指針

はじめに 水痘(水ぼうそう)は小児期に多くみられるウイルス感染症ですが、成人してから初めて感染する場合は重症化しやすく、入院を要するケースも少なくありません。 ここでは、成人の水痘初感染について、疫学・臨床経過・診断・治療・予防の観点から最新エビデンスをまとめます。 水痘の原因と感染経路 原因は**水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV, varicella-zoster virus)で、空気感染・飛沫感

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偽痛風とは?本当の痛風とどう違うのか

関節が急に腫れて痛む病気といえば「痛風」が有名ですが、実は似た症状を起こす「偽痛風(ぎつうふう)」という病気があります。 正式には「ピロリン酸カルシウム結晶沈着症(Calcium Pyrophosphate Deposition Disease, CPPD)」と呼ばれます。 症状:急に膝や手首が腫れて痛い 典型的には膝関節や手首などが突然赤く腫れて激しい痛みを起こします。 発作的に数日〜1週間ほど

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膀胱炎を防ぐには?エビデンスに基づいた予防法まとめ

「トイレのたびに痛い」「何度も繰り返す」――そんな膀胱炎は、生活の工夫でかなり防ぐことができます。 今回は、医学的に効果が確かめられている予防法を中心に紹介します。 1. 水をしっかり飲む 最もシンプルで効果があるのがこまめな水分摂取です。 尿をためすぎると細菌が繁殖しやすくなります。 1日に1.5〜2Lの尿が出るくらいを目安に、水やお茶を少しずつ飲むのがおすすめです。 (腎臓や心臓に持病がある方

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中性脂肪高値で何が起こる?(何が危ない?何を防ぐ?)

結論から。高トリグリセライド(TG)血症で臨床的に重要なのは大きく3つです。 1)動脈硬化(残余リスク)の増大、2)急性膵炎リスク、3)脂肪肝・代謝異常の進行。日本ではLDL管理を大黒柱としつつ、TG高値は「残余リスク」として扱い、随時(非空腹時)測定を含めた管理の枠組みが明確化されています。j-athero.org+2j-athero.org+2 1. 動脈硬化リスク(残余リスク) TG高値はリ

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声がかすれにくい吸入薬はどれ? 〜嗄声(させい)を防ぐための正しい選び方〜

吸入薬で喘息を治療していると、「声がかすれる」「のどがヒリヒリする」と感じる人がいます。 これは**ステロイド成分(ICS:吸入ステロイド)**がのどに付着して起きる副作用の一つです。 ただし、すべての薬で同じように起こるわけではありません。 1. 声がかすれにくい吸入薬の傾向 日本で使われている代表的な「ICS/LABA(吸入ステロイド+気管支拡張薬)」の中で、 臨床試験で嗄声(声のかすれ)の報

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低血圧とは?原因・症状・治療方針を医学的に正確にまとめました【総説】

1. 低血圧とは 低血圧とは、収縮期血圧100 mmHg未満を指すことが多いですが、医学的には「症状を伴う低血圧」が臨床的意義を持ちます。 日本高血圧学会や欧州心臓病学会(ESC)は、「絶対値よりも臨床症状の有無を重視すべき」としています。 主な分類 一次性(体質性)低血圧 起立性低血圧 食後低血圧 二次性低血圧(薬剤性、内分泌疾患、脱水など) 2. 症状 めまい、ふらつき、倦怠感 立ちくらみ、失

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市販のバファリンで胃粘膜障害は起きるのか?

市販の解熱鎮痛薬「バファリン」は、頭痛や発熱などに広く使用されています。 しかし成分によっては、胃粘膜に障害を起こすことがあることが報告されています。 ここでは、日本で販売されている主要なバファリン製品と、その薬理作用・副作用リスクについて整理します。 バファリンには複数の種類がある 「バファリン」は製品ごとに主成分が異なります。代表的な市販品を以下に示します。 製品名 主成分 特徴 バファリンA

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スタチン系薬剤とは

スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)は、肝臓でのコレステロール合成を抑制し、血中LDLコレステロール(悪玉コレステロール)を低下させる薬剤群です。 動脈硬化性疾患予防の中心的薬剤であり、日本でも一次予防・二次予防の両方で広く用いられています。 日本で使用可能なスタチン一覧(2025年時点) 一般名 主な商品名 作用時間 標準投与量 最大投与量 代謝経路 特徴 ロスバスタチン クレストール、ロス

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