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感染症・流行情報

感染症・流行情報の記事(78件)

インフルエンザ

妊娠・授乳中のインフルエンザワクチンは安全?最新エビデンスで解説

インフルエンザの流行期に妊婦さんや授乳中の方から「ワクチンを打っていいですか?」という質問をよく受けます。 結論から言うと、妊娠中・授乳中のインフルエンザワクチン接種は安全で、強く推奨されています。 結論(日本のガイドライン) 日本産科婦人科学会および日本感染症学会では、以下のように明記されています。 妊婦はインフルエンザの重症化リスクが高く、ワクチン接種が推奨される。 不活化ワクチン(日本で使用

インフルエンザ

インフルエンザ、陰性でも感染してる?正確な検査のタイミングとは

インフルエンザが流行すると、「検査では陰性だったのに、翌日陽性になった」という話をよく聞きます。 実はこれ、珍しいことではありません。検査の正確さは、**「発症からの経過時間」**に大きく左右されるためです。 発症とはいつのこと? 医学的に「発症」とは、発熱などの主要症状が現れた時点を指します。 これは厚生労働省および日本感染症学会の定義に基づいており、 単なる喉の違和感や軽い倦怠感の段階は「発症

感染症・流行情報

マイコプラズマ肺炎とは?原因・症状・検査・治療を医学的に解説

マイコプラズマ肺炎は、Mycoplasma pneumoniae(マイコプラズマ・ニューモニエ)という細菌によって引き起こされる非定型肺炎の代表的な感染症です。主に小児や若年成人に多いものの、成人でも発症します。日本では毎年秋から冬にかけて流行する傾向があります。 原因と感染経路 病原体であるマイコプラズマは、細胞壁を持たない非常に小型の細菌です。通常の抗菌薬(βラクタム系など)が効きにくいのは、

インフルエンザ

家族がインフルエンザにかかったとき、いつまで別室が必要か?

家庭内で家族の一人がインフルエンザにかかったとき、どのくらいの期間「別室」で過ごすべきかは、実は医学的に明確な根拠があります。日本では、発症後のウイルス排出期間をもとに期間を判断します。 感染性のある期間 インフルエンザウイルスは、発症の前日から発症後5〜7日程度にかけて体外に排出されます。感染力が最も強いのは発熱を中心とする発症直後2〜3日間です。 このため、厚生労働省や日本感染症学会は、発症後

インフルエンザ

インフルエンザにかかったとき、出勤停止はいつまで? ― 大人にも「目安」はある ―

秋冬になると増えるインフルエンザ。 「熱が下がったから明日から出勤していいですか?」と聞かれることが多いですが、実は大人の出勤停止期間は法律で決まっていません。 しかし、医学的にも社会的にも、学校保健安全法の基準をそのまま目安にするのが最も合理的です。 子どもには明確な基準がある 学校保健安全法施行規則では、児童・生徒について次のように定められています。 「発症した後5日を経過し、かつ解熱した後2

感染症・流行情報

マダニとSFTS(重症熱性血小板減少症候群)について総説

マダニは草むらや藪などに生息する吸血性のダニで、人や動物の血を吸う際に病原体を媒介することがあります。家庭内のダニとは種類が異なり、屋外での活動を通じて人が刺咬されるケースが増加しています。特に近年は、マダニが媒介する感染症として「日本紅斑熱」と「SFTS(重症熱性血小板減少症候群)」が問題となっています。 1. マダニの生態と感染リスク マダニは春から秋にかけて活動が盛んになり、森林や草地、畑の

感染症・流行情報

猫ひっかき病とは?原因・症状・検査・治療を総まとめ

猫に引っかかれたあとに数日~数週間してリンパ節が腫れる――。 このような経過を示す感染症が「猫ひっかき病(Cat scratch disease:CSD)」です。 原因菌は**Bartonella henselae(バルトネラ・ヘンセレ)**というグラム陰性桿菌で、感染経路・診断・治療方針は日本でも確立しています。 原因と感染経路 日本では、猫の約10〜30%がBartonella hensela

インフルエンザ

高感度を、誠実に。ひろつ内科クリニックのインフル・コロナ同時検査 富士ドライケム IMMUNO AG2 を用いた「見逃しを減らす」診断体制

当院では、富士フイルムの定性装置「ドライケム IMMUNO AG2」を用いて、インフルエンザと新型コロナウイルスの同時抗原定性検査を行っています。 検査は一律実施ではなく、症状・発症時期・曝露歴・社会的要請などを考慮し、患者さんの希望とも照らして慎重に適応を判断しています。 「早さよりも正確さ」を重視し、必要な検査を、誠実に行うのが当院の方針です。 ドライケム IMMUNO AG2 の特長 金コロ

感染症・流行情報

nodocaが新たに「コロナ参考判定機能」を取得 AI診断が拓く次の医療の形

当院でも導入しているAI診断支援システム「nodoca」が、2025年10月に新型コロナウイルス感染症の参考判定機能を追加承認されました。 これは、既に薬事承認を得ている「インフルエンザAI診断機能」に対する一部変更承認という形で、既存システムの延長として認められたものです。 つまり、これまで咽頭画像からインフルエンザの可能性をAIが解析していたのに加え、同じ画像からコロナの“参考結果”も提示でき

インフルエンザ

仕事帰りにさっとインフルエンザワクチン接種を ― 夜間・休日も受付中(ひろつ内科クリニック)

秋冬に向けて、インフルエンザワクチンの接種時期が始まりました。 「仕事が終わるのが遅くて病院が閉まっている」「休日は混んでいて行けない」 そんな方にこそ、当院の夜間・休日接種をおすすめします。 夜21時まで・土日祝も診療 ひろつ内科クリニックでは、平日12:00〜21:00、土日祝も診療しています。 仕事帰りに立ち寄れる時間帯にインフルエンザワクチンの接種が可能です。 予約はWebから24時間受け

インフルエンザ

日本で使われるインフルエンザワクチンを網羅解説(2025/26シーズン)

日本の季節性インフルエンザワクチンは、大きく「不活化HAワクチン(注射)」と「経鼻弱毒生ワクチン(フルミスト)」、そして高齢者向けの「高用量HAワクチン(筋注)」があります。2025/26シーズン(令和7年度)は、標準の不活化HAワクチンが“3価(A/H1N1・A/H3N2・B〈ビクトリア系統〉)”に移行しています。厚生労働省 1. 種類と作用の違い(日本のラインナップ) 不活化インフルエンザHA

インフルエンザ

インフルエンザワクチンの副反応発生確率を徹底解説 (2025年版・エビデンスレベル最高)

毎年秋冬になると、多くの方がインフルエンザワクチンを接種します。 しかし、「副反応が怖い」「発熱したらどうしよう」と不安に感じる方も少なくありません。 この記事では、日本および国際的な高エビデンス研究をもとに、インフルエンザワクチンの副反応発生確率を科学的に解説します。 1. 副反応とは何か 「副反応」とは、ワクチンによって起こる生体の反応のうち、目的としない作用のことを指します。 その多くは免疫

感染症・流行情報

潜伏梅毒(無症状梅毒)とは:定義・診断・治療

梅毒はトレポネーマ・パリダムによる性感染症です。典型的には皮疹やしこりで気づかれることが多いですが、症状が全くないまま血液検査で診断されることもあります。この状態は 潜伏梅毒(latent syphilis) と呼ばれます。 潜伏梅毒の定義 梅毒血清反応(RPR、TPHAなど)が陽性 臨床的な症状を認めない 分類は以下のとおりです。 早期潜伏梅毒(感染から1年以内) 再び第2期の症状が出ることが

感染症・流行情報

サルモネラ食中毒とは?症状・原因・予防策を徹底解説

サルモネラとはどんな菌か サルモネラ(Salmonella属)は腸内細菌科に属するグラム陰性桿菌で、世界中に広く分布しています。ヒトだけでなく、家畜、野生動物、爬虫類、鳥類など多様な生物に常在しており、食品や環境を介して容易にヒトへ伝播します。 血清型は2,500種類以上が確認されており、その中でも Salmonella Enteritidis(エンテリティディス) や Salmonella Ty

感染症・流行情報

刺身や生魚で起こる細菌性腸炎 ― 主な原因菌と症状・予防策を徹底解説

日本の食文化に欠かせない「刺身」や「寿司」。世界的にも人気ですが、生魚を食べる文化は実は少数派です。その背景には「鮮度・保存・衛生管理」が厳密に守られている日本ならではの安全体制があります。 しかし、それでも 生魚を原因とする細菌性腸炎(食中毒) は毎年一定数報告されており、特に夏季や免疫が弱い人にとってはリスクが高まります。ここでは代表的な原因菌を整理し、症状・特徴・予防策を詳しく解説します。

感染症・流行情報

繰り返す膀胱炎について総説

膀胱炎は「尿路感染症」の中で最も一般的な病気で、特に女性に多く見られます。一度かかるだけでもつらいものですが、「治ったと思ったのにまた再発する」というケースが少なくありません。医学的には6か月以内に2回以上、または1年以内に3回以上膀胱炎を発症する場合を「再発性膀胱炎」と定義します。再発が続くと日常生活の質(QOL)が低下し、長期的に腎盂腎炎など重い感染症につながることもあるため、しっかり理解し、

感染症・流行情報

洪水・冠水と破傷風:本当にリスクは上がるのか?最新エビデンスと、いまのワクチン供給事情

要点(先に結論) 「洪水の水に触れたこと自体」で破傷風リスクは上がらない。問題は“傷”があるか、どんな傷か、ワクチン歴は十分か。米CDCや災害時の公式見解は一貫して「一律の集団接種は不要、創傷ごとの個別評価を」とする。疾病対策センター+1 ただし後片付けで擦過傷・刺創が増え、土壌や有機物で“汚染創”になればリスクは上がる。創の種類と接種歴で、トキソイドやTIG(破傷風免疫グロブリン)の要否を個別決

感染症・流行情報

統計的に10月に増える病気について

10月は、一年の中でも「病気が増えやすい時期」と言われています。日中は夏のように暖かくても朝晩は冷え込み、寒暖差によって免疫や自律神経のバランスが乱れやすくなるためです。さらに秋は学校行事や出張、旅行などで人の移動が増え、感染症が広がりやすい季節でもあります。ここでは、統計的に10月に増える代表的な病気を取り上げ、臨床的な背景や予防のポイントを解説します。 1. インフルエンザ(季節性) 発生の特

インフルエンザ

2025年秋冬インフルエンザはどうなる?南半球の流行から読む国内の傾向

秋冬のインフルエンザ流行が迫っています。例年、日本の流行を占う上で参考になるのが「季節が逆の南半球の流行状況」です。すでに流行を経験した国々のデータを知ることで、今シーズンの日本での特徴をある程度推測することができます。 本記事では、2024–2025年に南半球で見られたインフルエンザ流行の特徴を整理し、それをもとに国内の流行傾向と備えについて解説します。 南半球の流行状況と特徴 世界保健機関(W

感染症・流行情報

大人の溶連菌感染症(社会人も注意!職場感染のリスクも)

溶連菌感染症(ようれんきんかんせんしょう)は、小児に多い病気として知られていますが、実は大人もかかります。社会人や働く世代が感染すると、仕事や家庭に大きな影響が出ることがあり、さらにオフィスや職場で広がる 職場感染 のリスクも無視できません。 ここでは「大人の溶連菌感染症」について、社会人視点で詳しく解説します。 大人に多い症状の特徴 高熱(38〜39℃):突然の発熱で体調を崩すケースが多い 強い

コロナ

妊娠初期・中期・後期にコロナ感染したら胎児に影響はあるのか?

妊娠中に新型コロナウイルスに感染した場合、赤ちゃんへの影響を心配される方は少なくありません。ここでは最新の研究をもとに「妊娠初期・中期・後期」ごとに分けて整理してみます。 妊娠初期(〜13週) 先天異常:大規模研究やレビューでは「コロナ感染で先天奇形が増える」という証拠は示されていません。 流産:多くの研究では感染による流産リスクの増加は認められていません。ただし高熱や脱水など母体の状態悪化はリス

インフルエンザ

南半球のインフルエンザはどうやって日本にやってくるのか?

毎年冬になると日本で流行するインフルエンザ。 「今年の流行株はどんなタイプか?」と耳にすることもありますが、その答えは実は南半球の流行と密接につながっています。日本の流行は、数か月前に南半球で猛威をふるったウイルス株がもとになっていることが少なくないのです。 では、オーストラリアや南米で流行したウイルスが、どんな経路で日本に入ってくるのでしょうか。 インフルエンザは世界をめぐる「旅人」 インフルエ

インフルエンザ

コロナ・インフルエンザに関するよくある質問Q&A

新型コロナやインフルエンザが再び流行する季節になりました。診察室で患者さんからよくいただく質問を、まとめてQ&A形式で解説します。 Q1. コロナやインフルエンザにかかったら、何日休めばいいですか? A. 厚生労働省の基準では 発症日を0日目として5日間 かつ解熱してから1日以上 休むことが推奨されています。 Q2. 解熱した当日に出勤・登校していいですか? A. いいえ。解熱した日を含め

インフルエンザ

福岡市でインフルエンザ流行入り:去年より1か月早い動きに注意

福岡市の最新の感染症情報によると、第36週(9月1日〜9月7日)にインフルエンザの定点あたり報告数が1.20人/施設となり、流行入りの目安(1.0人)を超えました。 これは「市内でインフルエンザが持続的に広がり始めている」サインです。昨年より約1か月早いペースでの流行入りとなり、秋を迎えるこれからの時期は特に注意が必要です。 福岡市での状況 通常、福岡市でインフルエンザが本格的に広がるのは10月以

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