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感染症・流行情報
感染症・流行情報の記事(84件)
インフル・コロナ陰性なのに39度の発熱が続く——2026年初夏、外来で増えている発熱性気道感染を疫学から考える
39度台の発熱・咳・喉の痛みなど気道症状はあるのに、インフルエンザもコロナも陰性。全身状態は比較的保たれていて、細菌感染らしくもない——2026年初夏の外来でそんな患者さんが増えています。ARI(急性呼吸器感染症)サーベイランスの最新データと、ヒトメタニューモウイルス・パラインフルエンザ・季節性コロナ・アデノ・マイコプラズマ・百日咳など鑑別ウイルスの疫学を、内科医が整理します。
【続報】謎の風邪のその後——2026年5月下旬の最新動向と原因特定検査について内科医が解説
2026年5月上中旬に話題となった「福岡発の謎の風邪」。下旬時点の最新公的データ、感染症専門医の見解、コロナ・インフル陰性でも原因特定できるマルチプレックスPCR検査(SpotFire等)の登場、最新の受診目安を、一次情報をもとに内科医が解説します。
HCV抗体陽性と言われたら?C型肝炎の検査結果の意味と「治る病気」になった今を内科医が解説
健診や術前検査で「HCV抗体陽性」と言われたら何を意味するのか?抗体陽性=現在の感染とは限らない理由、HCV-RNA検査での確定、過去の感染(治癒)との違い、そして今やC型肝炎は飲み薬(DAA)で高率に治る病気になったこと、肝硬変・肝がん予防の重要性まで内科医が解説します。
結局「謎の風邪」とは何だったのか——福岡で話題になった謎風邪の正体を内科医が徹底解説【2026年5月】
2026年5月、福岡からSNSで広がった「謎の風邪」。コロナでもインフルでもない正体を、一次情報と公式統計をもとに内科医が徹底解説。新型ウイルスではなく、春の常連ウイルス(ヒトメタニューモウイルス等)の同時流行+免疫の乱れ+環境因子の合わせ技という実態、なぜ「謎」だったのか、長引く理由、受診の目安までまとめます。
カンピロバクター感染後のギラン・バレー症候群——食中毒の数週間後の手足のしびれ・脱力に要注意
カンピロバクター食中毒の1〜3週間後に発症する「ギラン・バレー症候群」を内科医が解説。両足の脱力から始まり上行する典型症状、分子相同性による発症メカニズム、髄液検査(蛋白細胞解離)、免疫グロブリン大量療法・血漿交換による治療、呼吸筋麻痺のリスク、早期診断の重要性まで整理します。
カンピロバクター感染症とは?鶏肉が原因の食中毒の症状・治療・ギラン・バレー症候群との関係を内科医が解説
カンピロバクター感染症は、加熱不十分な鶏肉などが原因で起こる、日本で最も件数の多い細菌性食中毒です。潜伏期2〜5日、強い腹痛・下痢・発熱が特徴で、まれに感染後にギラン・バレー症候群を起こすことも。症状・治療・予防(鶏肉の生食リスク)を内科医が解説します。
【お詫びと訂正】当該記事は誤情報を含むため削除し訂正記事に置き換えました
本URLで以前公開した麻疹に関する記事は、2026年5月時点での福岡市内麻疹発生という事実無根の情報を含んでいたため削除し、本訂正記事に置き換えました。詳細は本文をご覧ください。
【お詫びと訂正】麻疹(はしか)に関する弊院ブログ記事について
2026年5月9日に当院ブログで公開した麻疹発生に関する記事について、福岡市内における2026年5月の麻疹発生事実は確認できておりません。十分なファクトチェックを経ずに記事を公開したことを深くお詫びするとともに、当該記事は非公開・訂正措置を行いました。麻疹に関する正確な情報源と、今後の運用について説明します。
T-SPOT.TBとは?結核菌特異的IFN-γ遊離試験(IGRA)の意味と検査結果の読み方を内科医が解説
結核感染を調べる血液検査「T-SPOT.TB」やQFT(QuantiFERON)といったIGRA検査について内科医が解説。原理、ツベルクリン反応との違い、活動性結核と潜在性結核(LTBI)の見分け方、生物学的製剤・JAK阻害薬・免疫抑制療法の前に必須となる理由、陽性時の対応までまとめました。
若い男性の尿道炎——排尿痛・尿道分泌物の正体は?淋菌・クラミジアなど性感染症の症状と検査・治療を内科医が解説
若い男性の排尿時の痛み・尿道分泌物・むずむず感は、性感染症(淋菌性・非淋菌性)による尿道炎の可能性が高いです。クラミジア・淋菌・マイコプラズマなど主な原因菌の特徴、尿PCR検査、抗菌薬治療、パートナー治療の必要性、合併症(精巣上体炎・反応性関節炎)まで内科医がわかりやすく解説します。
サイトメガロウイルス(CMV)感染症とは?大人の伝染性単核球症から先天性CMVまで内科医が解説
サイトメガロウイルス(CMV)はヘルペスウイルスの一種で、成人の60〜90%が抗体を持つありふれたウイルス。普段は無症状でも、発熱・肝機能異常・伝染性単核球症様の症状を起こすことがあり、免疫低下時や妊娠中の初感染では深刻な合併症のリスクがあります。診断・治療・予防まで内科医が解説します。
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)とは?マダニ媒介感染症の症状・診断・治療を解説【2025年診療の手引参照】
マダニに咬まれて発症する「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」について、2025年診療の手引を参照しながら解説。4〜10月が好発期、発熱・消化器症状に加え致死率の高い臓器不全期の特徴、血液検査の典型パターン(LDL比AST/ALT・フェリチン著増・CRP陰性)、ファビピラビル治療、感染対策まで整理しました。
2026年春、溶連菌感染症(扁桃炎)が増えている?内科の現場から見た流行の実感と注意点
2026年春、内科の外来で溶連菌による扁桃炎が増えている印象があります。溶連菌感染症の症状・迅速検査の注意点・抗菌薬治療の重要性・放置した場合のリスク(リウマチ熱・腎炎)など、今知っておきたいポイントを現場目線で解説します。
溶連菌感染症で咳は出る?咳が目立たないのが特徴的な理由と鑑別のポイント
溶連菌感染症(A群溶血性連鎖球菌咽頭炎)では、実は咳が出にくいことが診断の重要な手がかりになります。「咳がないのに喉が痛い」場合に疑うべき理由と、風邪やインフルエンザとの見分け方を解説します。
ノロウイルスの熱は何日続く?発熱期間の目安と受診のタイミング
ノロウイルスに感染すると発熱することがあります。熱の高さや続く日数、嘔吐・下痢との関係、解熱しない場合の対応について内科医が解説します。
春に扁桃炎が増えるのはなぜ?|喉の痛み・高熱が続いたら内科へ
春先は気温差や花粉、新生活の疲れで免疫が落ちやすく、扁桃炎が増える季節です。喉の強い痛み、38℃以上の高熱、扁桃の白苔が特徴。溶連菌との関係や抗生剤の使い分け、受診の目安を内科医が解説します。
ヒトメタニューモウイルス(hMPV)とは?成人が注意すべき症状・検査・治療を内科医が解説
ヒトメタニューモウイルス(hMPV)は成人にも感染する呼吸器ウイルスです。風邪に似た症状が長引く場合や、高齢者・基礎疾患のある方は注意が必要です。症状・検査・治療・予防について内科医が解説します。
A型にかかったのに、またインフルエンザ? ― 1シーズンに2回かかる理由と、今やるべきこと【2026年2月第3週】
この記事の要点 2026年2月第3週、インフルエンザの流行が再び加速しています。 厚生労働省の2月16日発表(第6週:2月2日〜8日)では、定点当たり報告数が全国で43.34に達し、前週の30.03から大幅に増加しました[1]。 定点医療機関からの報告数は164,744人。33の都道府県が警報レベル(定点30以上)を超えています[1]。 福岡県も例外ではなく、福岡地区の定点当たり報告数は55.36
インフルエンザ後の長引く咳の正体 病態生理を中心に、エビデンスベースで整理します
この記事で扱う「長引く咳」の範囲 咳は持続期間で分類すると、一般に以下の枠組みで整理されます。日本呼吸器学会の咳嗽ガイドラインでも、この分類に沿って原因疾患を絞り込む考え方が示されています。 急性咳嗽:3週間未満 遷延性咳嗽:3〜8週間 慢性咳嗽:8週間以上 インフルエンザ罹患後に「熱は下がったのに咳だけ続く」という相談は、臨床的には遷延性咳嗽(3〜8週間)に該当することが多く、病態としては感染後
2026年2月最新 インフルエンザBは猛威を振るっているのか? ― 2026年1月以降のデータに限定して検証する ―
導入:評価軸をまず整理する 2026年2月時点で 「インフルエンザBが猛威を振るっているのか?」 という問いに答えるためには、評価に用いる期間の切り分けが不可欠です。 今シーズン(2025–2026)は、 2025年11月から12月にかけてA型が大きく流行 この時期の患者数・検体数が非常に多い という特徴があります。 そのため、シーズン全体(2025年秋〜2026年冬)を母数に含めて型別割合を評価
ゾフルーザは高い -タミフル(先発・後発)と薬価で比べるとどうなるのか-
インフルエンザ治療薬として広く知られている「ゾフルーザ」。 「1回飲めば終わり」という分かりやすさから、希望される方も多い薬です。 ただ、診療する側から見ると、どうしても伝えておきたい点があります。 ゾフルーザは、効果の問題ではなく、薬価そのものが高い薬です。 この点は、タミフルと比べると非常に分かりやすくなります。 まずは薬価の事実から 薬価(執筆時点の例) ・ゾフルーザ錠 20mg 1錠:2
ゾフルーザとタミフル 薬理作用の違いを「ウイルス増殖のどこを止める薬か」で深掘りする
インフルエンザ治療薬としてよく知られている ゾフルーザとタミフル。 この2剤は 同じインフルエンザ治療薬でも、薬理学的にはまったく別の場所に作用する薬です。 優劣で語る薬ではなく、 「ウイルス増殖のどこを抑える薬なのか」を理解すると、 両者の違いはかなりクリアになります。 まず押さえておきたい インフルエンザウイルス増殖の流れ インフルエンザウイルスは、体内で次のような流れで増えていきます。 ウイ
【続報】インフルエンザBとゾフルーザ ― 日本小児科学会2025/2026ガイドラインの“書きぶり”をもう一段深掘り ―
昨日の記事では、 「インフルエンザB型=ゾフルーザ一択」という風潮について、 医学的には断定できない、という整理を行いました。 この記事はその続報・補足です。 日本小児科学会の 2025/2026シーズン インフルエンザ診療指針 を改めて読み直し、 なぜ“Bにはゾフルーザ”という理解が広がったのか を、ガイドラインの記載内容に即して整理します。 小児科学会ガイドラインには「ゾフルーザ推奨」と書いて
インフルエンザBにはゾフルーザが「最もよい薬」なのか?
インフルエンザB型の患者さんが増えてくると、 「B型にはゾフルーザが一番いいらしい」 「タミフルはもうダメなの?」 といった質問を受けることがあります。 結論から言うと、 「インフルエンザBにはゾフルーザが最もよい」と断定できる根拠はありません。 ただし、近年ゾフルーザが選ばれやすくなっている理由は、医学的背景があります。 この記事では、その点を整理します。 抗インフルエンザ薬の基本的な位置づけ