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健康トピック

健康トピックの記事(83件)

保険診療

グルテンフリーの効果と実践方法:本当に必要な人は?医師が解説します

「グルテンフリー」という言葉を耳にすることが増えました。美容や健康意識の高い人たちの間では、パンやパスタ、小麦製品を避ける「グルテンフリー食」が流行しています。しかし、実際にグルテンを避けることで、誰にどんな効果があるのか。医学的に意味のある食事制限なのか。本記事では、グルテンフリーの本当の効果と、実践方法について、医師の視点でわかりやすく解説します。 グルテンとは? グルテンは、小麦や大麦、ライ

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熱中症による頭痛ってどんなもの?総合的に解説します

夏になると、なんとなく頭が痛い…それ、もしかして熱中症のサインかもしれません。 今回は「熱中症による頭痛」について、内科医の立場からわかりやすく解説します。 熱中症の頭痛、実はよくある症状です 熱中症というと「めまい」「吐き気」「意識がぼんやりする」といった症状が有名ですが、頭痛も非常に一般的な症状です。 特に「軽度~中等度の熱中症(いわゆるI度・II度)」では、頭が重い・ズキズキする・締め付けら

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【医師が解説】大人もかかる「ヘルパンギーナ」とは?熱やのどの痛みに要注意!

夏になると流行しやすい「ヘルパンギーナ」。本来は小児に多いウイルス感染症ですが、近年では大人の感染も増えており、注意が必要です。 この記事では、内科医が「大人のヘルパンギーナ」について、症状・診断・治療・注意点をわかりやすく解説します。 ヘルパンギーナとは? ヘルパンギーナは、主に**コクサッキーウイルス(A群)**によって起こる感染症です。夏場に多く、飛沫や接触によってうつります。 子どもに多い

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夏バテとは何なのか?医学的に正しい理解と対策

はじめに 「夏バテ」という言葉は日常的によく使われますが、医学的には明確な定義があるわけではありません。しかし、高温多湿の環境下で生体が適応しきれずに起こるさまざまな不定愁訴をまとめた呼称として、医学や生理学の領域でも一定の理解が広がっています。本記事では、夏バテの正体を最新の科学的知見に基づいて解説し、正しい予防と対策方法を提示します。 夏バテの定義 医学的には、「夏バテ」という診断名は存在しま

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熱中症になったとき、経口補水液はどう飲む? 医師が教える正しい「飲用」方法

はじめに 「熱中症になったらとりあえず水分補給」と言われますが、実は水だけでは不十分な場合があります。 特に**脱水が進んでいるときには、経口補水液(ORS)**が重要です。 でも、飲み方を間違えると、せっかくの経口補水液も効果が薄れてしまいます。 この記事では、熱中症時における経口補水液の正しい飲用方法を、医師の視点からわかりやすく解説します。 経口補水液とは?スポーツドリンクとの違い 経口

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【夏のノロにも注意】「次亜塩素酸で消毒して」って言われても、どうすりゃあいいの?医師が教える“ラクで現実的”な感染対策

ノロウイルス=冬のイメージ? 実は夏もノロはフツーに流行ります。 しかも保健所や園からはこう言われますよね: 「ノロかもなので、次亜塩素酸で消毒をお願いします」 ……いやそれ、どうやって?めんどくさっ。 そんなあなたに、医師がこっそり教える「ラクして効く」ノロ対策をお伝えします。 そもそも、ノロって夏でもいるの? はい、梅雨〜夏の“水あたり型”ノロが増えます。特に… 生牡蠣じゃなくても、お弁当・生

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「マイナートランキライザーは本当に悪者?オレキシン受容体拮抗薬の時代に考える、不眠と不安への向き合い方」

「不眠に効くお薬って、最近は“依存の心配がない新しい薬”があるって聞きました。昔の薬はもう使わない方がいいんですよね?」 こうしたご質問を受けることが、最近増えてきました。 たしかに、オレキシン受容体拮抗薬(ベルソムラやデエビゴなど)は、依存性が少ないとされ、「自然な眠りに近い」と評価されている新しいタイプの睡眠薬です。これらは、脳の「覚醒維持」に関わるオレキシンという物質の働きを抑えることで、眠

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腸活料理の本質とは?──発酵調味料と食物繊維の科学的関係

「腸活」という言葉が一般に浸透し、外食や家庭のメニューにおいても“腸にやさしい”食事を意識する動きが広がっています。中でも、塩こうじや味噌、甘酒といった発酵調味料を取り入れた料理は、「腸活に良い」として人気を博しています。 こうした発酵調味料は、古くから日本の食文化に根づいており、その酵素活性やうま味成分、食品の保存性向上といった機能性には確かな価値があります。ただし、腸活の観点から見たときには、

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【2025年最新版】マダニ感染症の症状・治療・予防法まとめ|SFTSや日本紅斑熱に要注意!

はじめに|マダニってどこにでもいるの? 春から秋にかけて、野外活動が増える時期に「マダニに注意」と言われることが増えます。しかし、ただの虫刺されだと思っている方も少なくありません。実は、マダニは命に関わる感染症を媒介することもあり、特に中高年や小児が重症化しやすい傾向にあります。 この記事では、マダニが媒介する主な感染症、症状、治療法、予防策について、やさしく解説します。 マダニに刺されるとどうな

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百日咳、抗生剤で治療しても咳が続くのはなぜ?

「百日咳(ひゃくにちぜき)」という名前の通り、治療しても長期間続く咳に悩まされた経験はありませんか? 今回は、百日咳の特徴と、抗生剤治療の意味、そして治療後も咳が続く理由について、医師の立場から解説します。 百日咳とは? 百日咳は「ボルデテラ・パータシス」という細菌が原因で起こる呼吸器感染症です。 子どもでは強い発作性の咳(連続して咳き込み、息を吸うときにヒューという音が出る)が特徴で、大人ではし

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後鼻漏(こうびろう)って何?長引く喉の違和感や咳の原因かもしれません

「喉の奥にいつも何かが流れてくる感じがする」「咳払いが止まらない」「朝になると喉がイガイガする」──これらの症状、もしかすると【後鼻漏】が原因かもしれません。 本記事では、後鼻漏とは何か、どんな原因があるのか、対処法や治療法まで、内科専門の視点からわかりやすく解説します。 後鼻漏とは? 鼻水が通常のように前方(鼻の穴)から出てくるのではなく、喉の奥に流れ落ちてくる状態を「後鼻漏(こうびろう)」とい

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【夏に注意】朝起きられない、フラフラする…それ「自律神経の乱れ」かも?~10代に多い体調不良の正体~

はじめに 「夏になると朝起きられない」「立ちくらみがする」「授業中に眠くなる」。 これらの症状、実は**自律神経の乱れによって起こる『起立性調節障害(OD)』**という状態かもしれません。 特に中高生に多く、夏は症状が出やすい季節です。 今回は、そんな「夏に悪化する自律神経トラブル」について、わかりやすく解説します。 「起立性調節障害」ってなに? 難しい名前ですが、簡単にいうと “立った時にうまく

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大人もかかる「百日咳」――しつこい咳の正体かもしれません

「風邪が治らない…」「咳だけが何週間も続く…」 そんな経験はありませんか? それ、もしかすると「百日咳(ひゃくにちぜき)」かもしれません。 百日咳は子どもの病気と思われがちですが、実は大人にもかかります。 この記事では、百日咳の原因・症状・診断・治療・予防まで、最新の知見に基づいてわかりやすく解説します。 百日咳とは? 百日咳は、**「ボルデテラ・パータシス(Bordetella pertussi

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低用量ピルで血栓ができた時の症状と対処法 ~見逃さないために知っておきたいサイン~

はじめに 低用量ピル(経口避妊薬)は、避妊や月経トラブルの改善、PMSの緩和など多くのメリットがあります。一方で、まれではありますが「血栓症」という重い副作用が起こることがあります。 本記事では、低用量ピルで血栓ができた時に見られる症状や、どのように対処すべきかを、最新の医学的エビデンスをもとに解説します。 血栓とは?なぜピルで起こるの? 血栓とは、血管の中に「血のかたまり(血の塊)」ができて、血

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経口補水液(ORS)の正しい飲み方 〜熱中症・胃腸炎・脱水対策に〜

暑い季節や体調不良のとき、「経口補水液(ORS)」を飲んでいる方も多いのではないでしょうか? ただし、水分補給として使うにはいくつかの“正しい飲み方”が存在します。 今回は、経口補水液の効果的な使い方について医師の立場から解説します。 そもそも経口補水液(ORS)とは? 経口補水液とは、水・ナトリウム・ブドウ糖などを適切なバランスで含む飲料で、脱水状態の改善を目的に作られています。 ポカリスエット

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腸活の最前線:最新エビデンスで読み解く、健康と美容の鍵

「腸が変われば、人生が変わる」は本当だった。 「最近よく聞く“腸活”って本当に意味あるの?」 「ヨーグルトを食べてればOK?」 そんな疑問を持つ方へ、今回は最新の研究成果をもとに、腸活の“今”を医師の視点からわかりやすく解説します。 1. 腸活のゴールは「SCFA(短鎖脂肪酸)」にあり 近年、腸内環境を整えることの最終的な目的は「SCFA(酪酸・酢酸・プロピオン酸など)」の産生量を高めることだと言

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インフルエンザなのに「胃腸炎」と思い込んでいませんか? ー腸炎と間違われるインフルエンザ―エビデンスで読み解く

「嘔吐や下痢…これは胃腸炎?」実はインフルエンザかも 冬場や流行期に多いインフルエンザですが、「発熱+咳やのどの痛み」といった典型的な呼吸器症状に加え、嘔吐・下痢・腹痛などの胃腸症状が前面に出ることも珍しくありません。 特に小児では「胃腸炎と思っていたらインフルエンザだった」という例は意外と多いのです。 なぜインフルエンザで胃腸症状? 最新の大規模研究(メタ解析)によれば、インフルエンザ患者の

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健康診断で「異常あり」と言われたら?数値の見方と病院に行くべき目安を解説

「健康診断の結果で“再検査をおすすめします”って書かれてたけど、病院に行った方がいいのかな?」 そんな不安を抱えている方に向けて、今回は数値の意味と受診の目安を丁寧に解説します。 よくある異常値とその意味 【GOT/GPT(AST/ALT)】肝機能 基準値:GOT 8~38 / GPT 4~44(U/L) 高値の原因:お酒、脂肪肝、肝炎(B型・C型)、薬剤性肝障害など 受診目安:GPT>70

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは ― 自覚しづらい「命に関わる病気」

1. 睡眠中に何が起きているのか? 睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、睡眠中に呼吸が断続的に停止する病気です。定義上、10秒以上の無呼吸や低呼吸が1時間あたり5回以上みられる場合に診断されます。 主な分類は以下の通りです: 閉塞性(OSA):最も多い。上気道の閉塞が原因 中枢性(CSA):脳の呼吸中枢の異常 混合型:上記が混在 2. SASが疑われる症状 いびきが大きい・途中で止まる 日中の眠気

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熱中症には結局「点滴」が効く —— 科学が示す揺るぎない真実

毎年夏になると話題になる「熱中症」。水分補給が大切とは言うものの、重症化したときに本当に必要なのは何か——それは**静脈からの輸液(点滴)**です。 熱中症の重症度分類と治療の基本 日本救急医学会のガイドライン(2022年改訂)では、熱中症は以下のように分類されます: 分類 症状 対応 I度(軽度) めまい、立ちくらみ、筋肉のこむら返りなど 経口補水 II度(中等度) 頭痛、嘔吐、倦怠感、意識障害

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アレルゲン検査(特異的IgE)はどこまで信用できる?最新エビデンスで解説

花粉症、食物アレルギー、ダニ・ハウスダストなど、アレルギーの原因を特定するために使われる「特異的IgE抗体検査」。保険適用もされており、アレルギー検査の定番とも言えるこの検査ですが、「本当に正確なの?」「誤診や過剰診断のリスクはないの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。 今回は、最新のエビデンスに基づき、特異的IgE検査の精度(感度・特異度)と臨床的な信頼性について詳しく解説します。 特

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カンピロバクター食中毒とは?~見落としやすいけれど最多の細菌性腸炎~

◆ カンピロバクターとは カンピロバクター(Campylobacter jejuni など)は、鶏や牛など動物の腸内に常在する細菌で、人には主に食中毒として感染します。わが国の細菌性食中毒の原因として最多であり、厚生労働省の統計では食中毒事件数の3~4割を占める年もあるほどです。 ◆ 感染経路と発症までの流れ 主な感染源は以下の通りです。 加熱不十分な鶏肉・鶏レバー 汚染された調理器具や手指からの

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【ぐるぐるめまい=末梢性めまい】その原因と治療法をわかりやすく解説します

「ぐるぐる回る感じがする」「立っていられないほどのめまいが突然来た」 このような“回転性のめまい”を経験されたことはありませんか? これは多くの場合、末梢性めまいと呼ばれるタイプのめまいです。今回はその原因・治療法・注意すべき症状について詳しく解説します。 ◆ 末梢性めまいとは? めまいには大きく分けて「中枢性」と「末梢性」があります。 末梢性めまいは、**耳の奥にある平衡感覚をつかさどる部分(内

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大人のリンゴ病(伝染性紅斑)とは?~子どもの病気では済まされない注意点~

「リンゴ病」と聞くと子どもの病気という印象が強いかもしれませんが、実は大人がかかると重症化することもある感染症です。最近では、地域によって成人の集団発症も報告されており、医療現場では注意喚起がなされています。 リンゴ病の原因と感染経路 リンゴ病の正式名称は「伝染性紅斑」。**ヒトパルボウイルスB19(Parvovirus B19)**というウイルスが原因で、飛沫感染や接触感染によって広がります。

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