福岡県は今「感染性胃腸炎」の流行期です~気をつけたい感染経路と身近な予防法~
福岡県は今「感染性胃腸炎」の流行期です~気をつけたい感染経路と身近な予防法~
[2025.05.13]
数か月にわたり福岡県内で「感染性胃腸炎」が流行しています。これは、ノロウイルスなどのウイルスによっておなかが痛くなったり、吐き気や下痢が出たりする病気です。
特にこの時期は、気温の変化や人の移動が多く、感染が広がりやすいタイミングでもあります。今回は、感染経路や注意したい場所、そして毎日できる予防方法をわかりやすくご紹介します。
感染性胃腸炎ってどんな病気?
ウイルスや細菌などが原因で、胃や腸に炎症が起きる病気です。ノロウイルスやロタウイルスが有名ですね。特に冬場にかけて流行します。
症状としては、
- 急な嘔吐(おうと)
- 水のような下痢
- おなかの痛み
- 発熱
などが多く見られます。
感染の広がり方は?
感染のパターンは大きく分けて次の3つです。
① 手や物を通じてうつる(接触感染)
トイレのドアノブやつり革、共用のタオルなどにウイルスがついていて、それを触った手で口にふれると感染します。
② 吐しゃ物や便からの空気感染(飛沫・エアロゾル感染)
感染した人が吐いたときに出た小さな粒子(飛沫)や、乾燥した便が空気中に舞って、それを吸い込んでしまうことで感染する場合もあります。
③ 食べ物や水からうつる(経口感染)
特に気をつけたいのが「カキ」などの二枚貝。しっかり加熱されていないと、ウイルスが残っていて食べた人に感染してしまいます。
公共の場にウイルスがいるってほんと?
はい、ほんとうです。感染性胃腸炎のウイルスはとても強力で、ほんの少しの量でも人に感染します。
気をつけたい場所はこんなところです:
- トイレ(便座やドアノブ)
- 電車やバスのつり革
- 学校や保育園の机、イス、おもちゃ
- 飲食店のメニュー表やテーブル
こういった場所には、知らないうちにウイルスが付着していることがあります。特に、誰かが嘔吐したあとの掃除が不十分だと、長くウイルスが残ってしまうのです。
予防するためにできること
毎日の生活でできる予防のポイントはこちらです:
- 手洗いをしっかりと
→ トイレのあと、帰宅後、食事の前には石けんと流水で手洗いを。 - カキなどの魚介類はしっかり加熱
→ 85℃以上で90秒以上の加熱が安心です。 - 嘔吐や便をふいたあとは消毒を
→ 塩素系の消毒液(次亜塩素酸ナトリウムなど)を使いましょう。 - 身の回りを清潔に
→ ドアノブ、リモコン、スマホなども定期的に拭くと効果的です。
最後に
感染性胃腸炎は誰でもかかる可能性がありますが、ちょっとした心がけで予防できます。とくに今は流行期なので、手洗いなど基本の対策をしっかり行って、元気に過ごしましょう。
参照元
- 東京都感染症情報センター|感染性胃腸炎
https://idsc.tmiph.metro.tokyo.lg.jp/diseases/gastro/ - 福岡県感染症情報|ノロウイルス・感染性胃腸炎対策
https://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/kansen2012110602.html - 東京都庁公式|感染性胃腸炎に関する注意喚起資料(令和5年冬)
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2024/12/05/documents/03_01.pdf - 東洋経済オンライン|ノロウイルスが驚異的に感染しやすい理由
https://toyokeizai.net/articles/-/871016
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