尿検査で「尿蛋白±」って何?放っておいても大丈夫?
尿検査で「尿蛋白±」って何?放っておいても大丈夫?
[2025.05.15]
健康診断や人間ドックの尿検査で「尿蛋白±(プラスマイナス)」と書かれていて、気になったことはありませんか?
これは、尿の中に微量のたんぱくが検出されたという意味です。では、それは放っておいてもいいのでしょうか?
◆ 尿蛋白±とは?
尿蛋白は、腎臓がうまくたんぱく質をろ過・再吸収できていないときに、尿に漏れ出ることがあります。
尿蛋白の検査結果は、以下のように段階があります:
表示 | 意味 |
|---|---|
(-) | 陰性(正常) |
(±) | わずかに検出(要経過観察) |
(+) | 軽度陽性(再検査を要検討) |
(2+)~ | 中等度以上陽性(要受診) |
「±」は限りなく陰性に近いが、微量のたんぱくが見つかった状態です。
◆ どうして出るの?【一過性の原因と注意が必要な原因】
実は、「±」程度の尿蛋白は一時的なことも多いです。例えば:
- 発熱・風邪などの体調不良時
- 激しい運動の直後
- ストレスや脱水気味のとき
- 生理前後(女性)
このような「一過性の尿蛋白」であれば、再検査で正常に戻ることが多く、心配ないケースもあります。
ただし、以下のような場合には腎臓の病気が隠れている可能性があり、注意が必要です:
- 繰り返し「±~+」が続いている
- 尿潜血や血圧高値もある
- むくみやだるさなどの自覚症状がある
◆ どんな時に二次健診や受診が必要?
「±」が1回だけで他に異常がなければ、経過観察でも問題ないことが多いです。
ただし、以下に当てはまる場合は二次健診や内科・腎臓内科の受診をおすすめします。
【二次健診が必要となる可能性があるケース】
- 健診で尿蛋白が「±」以上、かつ他の異常(高血圧、尿潜血など)がある
- 「±」でも複数年連続で陽性が続いている
- 「+」以上の明らかな陽性
- 家族に腎疾患・糖尿病のある方
- むくみ・泡立つ尿などの症状がある場合
参考:日本腎臓学会『エビデンスに基づくCKD診療ガイドライン 2023』
「尿蛋白1+以上またはeGFR60未満を慢性的に認める場合、CKD(慢性腎臓病)と診断する。±でも再検査で持続する場合は要注意。」
◆ まとめ
- 「尿蛋白±」は必ずしも病気ではないが、繰り返す・他の異常があるときは注意
- 一過性の要因も多く、水分摂取や再検査で正常になることも多い
- 二次健診や受診が必要かは、他の検査結果や症状を総合的に判断する
当院では…
「尿蛋白±で気になる」「何年も同じ結果が出ている」など、尿検査の異常に関するご相談も受け付けています。
必要な場合は、血液検査や尿中アルブミンの精密検査、**腎機能評価(eGFR)**も可能ですので、お気軽にご相談くだ
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