いま一度確認しておきたい コロナ・インフル罹患後の自宅待機日数
いま一度確認しておきたい コロナ・インフル罹患後の自宅待機日数
[2025.07.06]
「職場にいつから行ける?」「子どもはいつから学校OK?」
感染症が日常に戻ってきた今だからこそ、コロナウイルス感染症(COVID-19)やインフルエンザにかかったあとの「自宅待機の基準」を正しく知っておくことはとても大切です。
1. コロナ(COVID-19)にかかった場合の待機期間
2023年5月から、新型コロナは5類感染症に分類され、法律による外出制限は廃止されました。
ただし、厚労省は引き続き、以下の自主的な対応を推奨しています:
- 発症後6日間は外出を控える
- かつ、症状軽快後24時間は外出を控える
つまり、「6日経ったら外出OK」ではなく、
症状が軽くなってから丸1日様子を見ることも大切です。
たとえば…
- 7月1日に発症 → 7月6日までは原則自宅待機
- 7月5日に解熱・軽快 → 7月6日はまだ様子見
- 実際の外出再開は 7月7日以降が安全な判断になります
2. インフルエンザにかかった場合の待機期間
インフルエンザについては、学校保健安全法によって出席停止期間が明確に定められています:
一般的な出席停止の基準:
- 発症した日を0日目として5日間
- かつ解熱後2日(幼児は3日)経過するまで
つまり、「発症から6日」+「解熱後2日」の両方が満たされるまでは登校・出勤はできません。
重要な注意点:
- 発症日=診断日とは限らない
- 解熱した日が「解熱後◯日」の起点になる(※診断日ではない)
- 医師に診断された日が発熱継続中であれば、その日は解熱日とはカウントされない
たとえば…
【ケース1】7月1日 発症/7月3日 解熱
- 発症後6日:7月6日まで出席停止
- 解熱後2日:7月5日まで出席停止
- → 7月7日から出席可能
【ケース2】7月2日 診断(この時点で熱あり)/7月3日 解熱
- 診断日=解熱日とはならない
- 解熱後2日:7月5日まで出席停止
- 発症日が7月1日なら、7月7日が最短の出席再開日
3. 職場はどうする?
法律による出勤制限はありません。しかし、厚生労働省は以下のようにガイドラインを提示しています:
発症後5日を経過し、かつ症状が軽快してから24時間以上経過していれば、感染リスクは低いと考えられる。
したがって、職場復帰の判断目安としては:
- 発症日を0日目とし、5日間の自宅療養
- かつ、症状が軽くなってから24時間は様子を見る
といった基準を参考にされるとよいでしょう。
業種や職場の方針によって対応が異なる場合があるため、上司や産業医に相談するのが確実です。
まとめ:わかりやすく表で確認
疾患 | 発症後の待機期間 | 解熱後の待機期間 | 最短の外出・出席再開目安 |
|---|---|---|---|
コロナ | 発症から5日間 | 症状軽快後24時間 | 発症から7日目以降 |
インフル | 発症から5日間(※0日目起算) | 解熱後2日間(幼児は3日) | 発症から7~8日目以降 |
注意点
- いずれの場合も、**「うつさないこと」**が最優先
- 自分が元気でも、周囲に高齢者や基礎疾患のある方がいる場合にはより慎重に
- 自宅療養中は体温記録を残しておくことが、出席・出勤判断の根拠になります
参考文献・エビデンス
- 厚生労働省「新型コロナウイルス感染症の5類移行後の対応に関するQ&A」(2023年5月以降)
- 文部科学省「学校保健安全法に基づく出席停止期間の取り扱い」
- 国立感染症研究所「インフルエンザQ&A」
- 日本感染症学会「感染症の学校出席停止基準(解説付き)」
<外部サイト(一般向け・アフィリエイトリンクを含みます)>
【インフル・コロナ高熱】39℃で動けない夜を救った「神療養セット」5選
ひろつ内科クリニック受診予約はこちらから
https://wakumy.lyd.inc/clinic/hg08874
A型にかかったのに、またインフルエンザ? ― 1シーズンに2回かかる理由と、今やるべきこと【2026年2月第3週】 (2026年2月18日)
この記事の要点
2026年2月第3週、インフルエンザの流行が再び加速しています。 厚生労働省の2月16日発表(第6週:2月2日〜8日)では… ▼続きを読む
2026年2月最新 インフルエンザBは猛威を振るっているのか? ― 2026年1月以降のデータに限定して検証する ― (2026年2月9日)
導入:評価軸をまず整理する
2026年2月時点で
「インフルエンザBが猛威を振るっているのか?」
という問いに答えるためには、評価に用… ▼続きを読む
ゾフルーザは高い -タミフル(先発・後発)と薬価で比べるとどうなるのか- (2026年2月8日)
インフルエンザ治療薬として広く知られている「ゾフルーザ」。
「1回飲めば終わり」という分かりやすさから、希望される方も多い薬です。
ただ… ▼続きを読む
ゾフルーザとタミフル 薬理作用の違いを「ウイルス増殖のどこを止める薬か」で深掘りする (2026年2月6日)
インフルエンザ治療薬としてよく知られている
ゾフルーザとタミフル。
この2剤は
同じインフルエンザ治療薬でも、薬理学的にはまったく別の… ▼続きを読む
【続報】インフルエンザBとゾフルーザ ― 日本小児科学会2025/2026ガイドラインの“書きぶり”をもう一段深掘り ― (2026年2月2日)
昨日の記事では、
「インフルエンザB型=ゾフルーザ一択」という風潮について、
医学的には断定できない、という整理を行いました。
この記… ▼続きを読む