【2025年7月第3週】福岡市でコロナ再増加の兆し?医療現場の実感と最新データから読み解く
こんにちは、ひろつ内科クリニックです。
ここ最近、「またコロナ増えてきてない?」と感じる方、多いのではないでしょうか。当院でも実際に新型コロナ陽性の患者さんが明らかに増えてきており、スタッフ一同その勢いを日々感じています。
今回は、福岡市における感染状況をデータと市民の声から振り返り、「いま何が起きているのか」をわかりやすく解説します。
■ 福岡市の公式データ:じわじわと上昇中
福岡市が公表している感染症週報によると、急性呼吸器感染症(ARI)の定点あたり報告数は以下のように推移しています:
週 | 急性呼吸器感染症(ARI)定点あたり |
---|---|
第26週(6/30〜7/6) | 43.2 |
第27週(7/7〜7/13) | 52.7 ↑(前週比 約22%増) |
北九州市でも、同じく新型コロナの定点報告数が前週比で**約1.5倍(1.74人→2.65人)**に増加しており、県内全体として緩やかな上昇傾向が確認されています。
■ SNSの声:「なんとなく、でも確実に増えている」
市民の肌感覚を示すSNS上の投稿からも、感染再拡大の兆しがうかがえます。
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「福岡市内でコロナまた増えてるのに、マスクしてない人多すぎて怖い」
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「子どもの学校で先生が咳してるのにマスクも消毒もなしって…」
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「ニュース見たら感染者が2週間で25倍とか。体感と一致するわ」
これらの声は、**数字には表れにくい「現場の空気感」**を如実に反映しています。
■ 医療現場の実感:軽症中心でも感染力は強め
当院でも以下のような特徴が見られます:
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陽性者数は前月比で明らかに増加
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軽症が多いが、家庭内での連鎖感染が目立つ
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発熱外来の件数も上昇傾向
特に「喉の痛みと微熱だけで、まさかと思って検査したら陽性だった」というケースが多く、気づかないまま広げてしまうリスクが高まっています。
■ 今こそ見直したい、日常の感染対策
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室内や人の多い場所ではマスクの着用を再検討
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のどの違和感・軽い発熱でも早めの受診と検査
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高齢者や基礎疾患のある方と接する際は一層の配慮
暑さが本格化する中で体調を崩しやすくなっていることもあり、「夏風邪かも」と油断してしまうのが一番の落とし穴です。
■ まとめ:いまは「本格的な流行の前段階」かもしれない
現時点では、2024年冬のような大きな流行には至っていませんが、その“前触れ”とも取れるような微増の兆しがはっきりと出てきています。
7月後半〜お盆にかけては人の移動も活発になり、感染の拡大リスクが高まる時期です。いま一度、感染対策を緩めすぎないことが大切です。
ひろつ内科クリニックでは、発熱外来・新型コロナ検査に対応しております。感染が心配な方、ご家族に高リスクの方がいらっしゃる場合は、お気軽にご相談ください。
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