【2026年1月最新】全国インフルエンザ感染状況 ― 今シーズンの特徴と注意点 ―
2025–2026シーズンのインフルエンザは、例年より早い時期から全国的に流行しています。
2026年1月時点の感染症発生動向調査をもとに、現在の状況を整理します。
全国の流行状況(2026年1月時点)
全国の定点医療機関からの報告では、
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多くの都道府県で警報レベルを超過
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全国平均の定点当たり患者数は警報水準付近で高止まり
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流行は一部地域に限らず、全国規模で持続
という状況が続いています。
特に九州、関東の一部、中国・四国地方では、流行が明確に確認されています。
今シーズンのインフルエンザの特徴
流行開始が例年より早い
通常、インフルエンザの流行は12月後半から1月に本格化しますが、
今シーズンは2025年11月後半から患者数が急増しました。
年末年始を挟んでも大きな減少は見られず、1月に入っても流行が継続しています。
主流はインフルエンザA型
今シーズンに検出されているウイルスの多くは、
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インフルエンザA型(H3N2)
です。
A型は、
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発熱
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咽頭痛
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全身倦怠感
といった症状が比較的はっきり出やすい傾向があります。
なお、現時点で国内において特異的に重症化率が高い変異株が問題となっている状況ではありません。
学校・職場での影響
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学級閉鎖・学年閉鎖の報告が全国で散見
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家庭内感染から職場・学校へ広がるケースが多い
-
解熱後すぐの登校・出勤による再拡大が問題になりやすい
インフルエンザは、症状が軽快した後も一定期間は感染性を持つ点が重要です。
鳥インフルエンザとの違いについて
2026年1月、国内で高病原性鳥インフルエンザの報告がありましたが、
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家禽(鶏など)での発生
-
ヒトの季節性インフルエンザとは別の感染症
であり、現在流行している人のインフルエンザとは直接の関係はありません。
この2つは混同されやすいため、明確に区別して理解する必要があります。
今後の見通し
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流行は1〜2月にかけて継続する可能性
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地域によっては2月後半まで患者数が高水準となる可能性
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今シーズンすでに感染した場合でも、型が異なれば再感染は起こり得る
医療機関としての注意点
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発症から48時間以内の受診が重要
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高齢者、基礎疾患のある方は早めの受診を推奨
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解熱後も、体調と周囲への影響を考慮した行動が必要
参考文献(エビデンス)
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厚生労働省 感染症発生動向調査(IDWR)
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国立感染症研究所 インフルエンザ流行レポート(2025–2026シーズン)
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各自治体 感染症週報
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