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健康トピックの記事(83件)
アフターピルが薬局で買えるようになった? 現状と制度の整理【2026年2月最新版】
この記事でわかること いつから薬局でアフターピルが買えるようになったか 現状の購入条件と流れ 注意点と受診が必要になるケース 結論:現時点の要点(2026年2月) 2026年2月2日から、日本国内の一定の要件を満たす薬局で、医師の処方箋なしに緊急避妊薬(アフターピル)の対面販売が始まりました。ただし販売できる薬局や対応薬剤師の要件があり、すべての薬局で買えるわけではありません。薬局販売は「要指導医
若い人に多いEBウイルス・サイトメガロウイルス感染 ― 医学的エビデンスに基づく徹底解説
はじめに 発熱や咽頭痛、リンパ節腫脹など、風邪やインフルエンザに似た症状を呈するウイルス感染の中で、若い世代に多いのが**EBウイルス(Epstein-Barr Virus: EBV)とサイトメガロウイルス(Cytomegalovirus: CMV)**です。 どちらもヘルペスウイルス科に属し、一度感染すると体内に潜伏し、生涯にわたり共存する特徴があります。 1. EBウイルス感染(伝染性単核球症
筋収縮性頭痛(緊張型頭痛)を徹底解説 ― ストレスや自律神経との深い関係
はじめに 頭痛といえば「片頭痛」を思い浮かべる方が多いですが、実際に最も多いのは**筋収縮性頭痛(緊張型頭痛)**です。 「ストレス性頭痛」「自律神経の乱れによる頭痛」と表現されることもあります。 本記事では、筋収縮性頭痛のメカニズム、診断、治療、生活改善までをエビデンスに基づいて解説します。 1. 筋収縮性頭痛とは 頭全体がギューッと締め付けられるような鈍い痛み 30分〜数日持続することが多い
8月末は生活習慣リセットの好機 ― 高血圧・糖尿病管理を立て直す
はじめに 8月最終日。夏の疲れが溜まり、生活リズムが乱れている方も多いのではないでしょうか。 特に高血圧や糖尿病といった生活習慣病をお持ちの方にとって、夏の乱れが秋以降の体調悪化につながることがあります。今日は「夏の終わり」をきっかけに、生活習慣をリセットする重要性について解説します。 1. 夏は生活習慣が乱れやすい季節 暑さで運動量が減る 冷たい飲食の摂りすぎで塩分・糖分過多になりやすい 冷房や
若い人でも一度は胃カメラを受けておくべき理由
はじめに 「胃カメラは中高年になってから受けるもの」と思っていませんか? 実際には、若い世代でも一度は胃カメラを受けておくことに大きな意義があります。ここでは最新のエビデンスをもとに、その理由を解説します。 1. 日本は胃がん多発国 日本の胃がん罹患数は世界的に見ても依然として高水準。 国立がん研究センターの統計によれば、胃がんは日本人のがん死亡原因の第3位。 最大のリスク因子はヘリコバクター・ピ
秋の科学的セルフケア ― 季節の変わり目を乗り切るために
はじめに 「夏の疲れが残って体が重い」「季節の変わり目で気分が不安定」――秋は体調の変化を感じる方が多い季節です。 一方で、「秋バテ」「なんとなくの不調」と片付けてしまうと、必要な対策を逃すことも。今回は科学的エビデンスに基づいた“秋のセルフケア戦略”をご紹介します。 1. 睡眠リズムを整える ポイント 就寝前90分の入浴(38〜40℃程度)で深部体温をコントロール ブルーライトを避け、読書やスト
秋の体調不良と鉄欠乏性貧血 ― 健診結果から見えるサイン
秋に増える「なんとなく不調」 涼しくなってきたのに、疲れやめまいが続く。夏バテの延長かと思っていたら、実は「鉄欠乏性貧血」だったというケースがあります。特に女性では頻度が高く、健診では見逃されやすい病気のひとつです。 鉄欠乏性貧血とは? 鉄分は赤血球の材料であり、全身に酸素を届けるために欠かせません。鉄が不足すると酸素が足りなくなり、さまざまな不調を引き起こします。 日本人女性では約1割に貧血があ
福岡で麻しん(はしか)発生 知っておきたい症状と予防のポイント
2025年8月、福岡県・福岡市で**麻しん(はしか)**の患者が相次いで報告されています。麻しんは非常に感染力が強く、重症化することもある感染症です。今回の流行状況と、地域の方が注意すべき点を整理しました。 福岡での最新発生状況 8月17日(福岡県発表) 春日市在住の10代女性が麻しんと診断。海外渡航歴はなく、予防接種歴は不明。今年に入って県内では5例目の報告でした。 8月21日(福岡市発表)
在宅医療とオンライン診療とは?メリット・課題とこれからの医療の流れ
高齢化が進むなか、「病院に行くより自宅で安心して療養したい」という声が増えています。最近ではそのニーズに応える形で「在宅医療」や「オンライン診療」といった新しい仕組みが注目されています。 当院で実施しているわけではありませんが、医療全体の流れとして知っておくと役立つ情報をわかりやすくご紹介します。 在宅医療とは? 在宅医療は、医師や看護師が患者さんのご自宅を訪問して診療やケアを行う仕組みです。 主
残暑を元気に乗り切る体調管理と免疫力アップ法
お盆を過ぎても、まだまだ真夏のような暑さが続いています。 この時期は「夏バテ」「寝苦しさ」「冷房による冷え」などが重なり、体調を崩される方が少なくありません。当院にも「だるさが抜けない」「風邪っぽい」「食欲が落ちている」といった症状で受診される患者さんが増えています。 今回は、真夏の後半を無理なく過ごし、体調と免疫力を守るための工夫を簡単にまとめます。 1. 水分と塩分をこまめに補う 残暑でも発汗
2025年夏のインフルエンザとコロナ最新動向 ~2025年夏の発熱外来:現場の肌感覚
2025年8月現在、当院でも新型コロナの患者さんが急増しています。咽頭痛や発熱で来院される方が多く、検査を行うとコロナ陽性例が目立ちます。 その一方で、インフルエンザA型の散発例も確認されています。割合は少ないものの、「コロナの波の中にインフルが紛れている」という状況です。 インフルエンザ2025年の流行株は? 世界の動向 WHOの報告によると、2024–2025シーズンは A型H1N1pdm09
お盆後、全国で“コロナ爆発”?今こそ知っておくべきエビデンス
はじめに:ただの注意喚起以上に 2025年8月、お盆を迎えるなか、全国で新型コロナ感染が「7週連続で増加中」です(朝日新聞 https://smbiz.asahi.com/article/15958750?utm_source=chatgpt.com )。 これは単なる波ではなく、「お盆後の爆発」に備える必要がある状況と言えます。 エビデンスその1:7週連続増加、数字が語る深刻さ 厚労省データでは
アトピー性皮膚炎の方は要注意!夏に多い「膿痂疹(とびひ)」とは
膿痂疹(のうかしん、通称:とびひ)は、皮膚に細菌が感染して水疱やかさぶたをつくる皮膚感染症です。子どもに多い病気ですが、大人でも発症します。特にアトピー性皮膚炎を持つ方は皮膚バリアが弱く、膿痂疹になりやすいため注意が必要です。 膿痂疹の原因とアトピーとの関係 膿痂疹の原因菌は主に以下の2種類です。 黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus) A群β溶血性連鎖球菌(Group A
秋に増える帯状疱疹、その理由と予防ワクチンの科学的根拠
秋は気温の変化が大きく、昼と夜の寒暖差が広がる季節です。 この時期、意外に多くなるのが帯状疱疹です。 今回は、なぜ秋に帯状疱疹が増えるのか、そして予防のために有効性が高く証明されているワクチンの科学的根拠について、最新の研究をもとに解説します。 (※当院ではワクチンの接種は行っておりません。情報提供としてお読みください。) なぜ秋に帯状疱疹が増えるのか 帯状疱疹は、水痘(水ぼうそう)にかかったこと
真夏の熱中症、実は涼しい室内でも起こる理由と予防法
「熱中症は炎天下で起こるもの」…そう思っていませんか? 実は、涼しい室内でも熱中症は発生します。特に真夏は、油断が重症化のきっかけになることもあります。ここでは、室内熱中症が起こる原因と予防法を医師の視点で解説します。 室内で熱中症が起こる主な原因 高湿度環境 エアコンの設定温度が低くても、湿度が高いと汗が蒸発しにくく、体内の熱がこもります。梅雨明けから真夏にかけては湿度が高くなりやすく、湿度管理
お盆明けに増える感染症一覧(2025年版)
お盆の時期は帰省や旅行、会食などで人との接触が増え、体調を崩す方が目立ちます。 特にお盆明けの1〜2週間は、感染症の受診件数が増える傾向があります。 今回は、2025年8月時点で報告されている傾向や、代表的な感染症について解説します。 お盆明けに多い感染症 1. 急性胃腸炎(ウイルス性・細菌性) 原因ウイルス:ノロウイルス、アデノウイルス、サポウイルスなど 原因細菌:カンピロバクター、サルモネラ、
大人もかかる突発性発疹とは?症状・原因・治療を医師が解説
大人も突発性発疹になるの? 突発性発疹(Exanthem Subitum / Roseola Infantum)は、乳幼児に多いウイルス感染症ですが、大人にも発症することがあります。 成人例は多くがヒトヘルペスウイルス6型(HHV-6)または7型(HHV-7)の再活性化感染によるもので、まれに成人初感染で起こります。 成人が発症する原因は? 乳幼児期にHHV-6/7に感染後、体内で潜伏しているウイ
秋の花粉症対策2025 ブタクサ・ヨモギ花粉と口腔アレルギー症候群の関係
秋にも花粉症はあります 花粉症と聞くと春のスギ花粉を思い浮かべる方が多いですが、実は秋にもアレルギー性鼻炎の原因となる花粉が飛散します。代表的なのがブタクサやヨモギです。これらはキク科の植物で、道端や河川敷、空き地などに多く自生し、8月下旬から10月にかけて花粉が飛びます。 秋の花粉症の特徴 主な症状は、くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみ 春の花粉症よりも症状が軽いと感じる方もいますが、慢性化や
健康診断で異常を指摘されたらどうする?
毎年の健康診断は、病気の早期発見・早期対応のために欠かせません。 しかし、結果票に「要再検査」や「要精密検査」と書かれていると、 「どれくらい急いで受診すべきなのか」「どこに行けばいいのか」と迷う方も多いはずです。 今回は、健診で異常を指摘されたときの考え方と、当院でできる保険診療の流れについてお伝えします。 よくある異常項目とその意味 健康診断で指摘されやすい項目には以下があります。 肝機能(A
「暑熱環境」とは?熱中症を防ぐために知っておきたい基礎知識
夏のニュースや行政文書で見かけることの増えた「暑熱環境」という言葉。 これは単なる「暑さ」を指すのではなく、医学的にも正式に定義された専門用語です。 実際にこの用語は、厚生労働省や環境省のガイドライン、産業医学・気象医学の教科書でも広く使われています。 本記事では、暑熱環境の正確な意味とリスク、そして熱中症から身を守るために必要な知識を、医学的エビデンスに基づいてわかりやすく解説します。 「暑熱環
長引く咳、風邪ではないかもしれません ― 咳喘息とその診断・治療
「風邪が治っても咳だけ残る」「夜になると特に咳が出る」「市販薬が効かない」 そんな咳が2週間以上続く場合、それは**咳喘息(cough variant asthma)**かもしれません。 咳喘息とは何か? 咳喘息は、喘鳴(ぜんめい)や呼吸困難を伴わず、咳だけが主症状の喘息の一種です。日本では長引く咳の原因の約3割が咳喘息とされており、放置すると典型的な喘息へと進展することが知られています。 風邪と
猛暑の夏、雨が降ったあとに体調が悪くなるのはなぜ?医学的に解説します
連日の猛暑にようやく雨が降った――そんなとき、「ちょっと頭が痛い」「体がだるい」「風邪をひいたかも」と感じたことはありませんか? 実は「猛暑×雨」の組み合わせには、医学的に見ても注意すべき健康リスクがいくつか存在します。この記事では、科学的な根拠に基づき、そのメカニズムと対策をお伝えします。 雨の日に頭痛や倦怠感が出るのはなぜ? 雨が降ると気圧が下がり、交感神経と副交感神経のバランスが乱れやすくな
暑くて眠れないのは病気?夏季の不眠に医学的に向き合う
夏の高温多湿な環境により、毎年この時期になると「寝つきが悪い」「夜中に何度も目が覚める」といった睡眠の悩みが増加します。 しかし、この“夏の不眠”はすべてが気候のせいというわけではありません。 内科医としての立場から、季節性の不眠と疾患に基づく不眠を分けて考えることが重要です。 ■ 夏季不眠の主な環境因子と生理的メカニズム 人は眠る直前に深部体温(core body temperature)を下げ
高血圧の薬、最初に選ばれるのはどれ?日本と欧米の最新ルールを比較
そもそも「第一選択薬」って何? 高血圧の治療では、最初に使う薬(第一選択薬)がガイドラインで決まっています。 医師がなんとなく選んでいるのではなく、世界中で集められた研究データをもとに、学会が「この薬から始めるのが安全で効果的」とまとめているのです。 日本の最新ガイドライン(JSH2025) 2025年版の日本高血圧学会ガイドラインでは、5種類の薬が“最初に使える薬”として同じ扱いになりました。